「戦い続けるのよ!」と叫んだセレナが勝利し準々決勝へ [USオープン]

 新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックによる休止期間を経てプロテニスが再開してから今大会を迎えるまでのセレナの戦績は、その躓きのせいで3勝2敗となった。しかしその後、USオープンに入ってからの彼女は4勝0敗だ。

 あと3週間ほどで39歳になるセレナは準決勝進出をかけた次のラウンドで、ノーシードから勝ち上がってきたツベタナ・ピロンコバ(ブルガリア)と対戦する。3年以上の産休を経てここで復帰後初の大会をプレーしている32歳のピロンコバは、アリゼ・コルネ(フランス)を6-4 6-7(5) 6-3で破って8強入りを決めていた。

 まだ10代だったセレナがニューヨークで最初のタイトルを獲得したのは1999年のことで、今や彼女は同大会で6つの優勝杯を手にしている。ここ10大会で7回決勝に進出したセレナは4度優勝したほか、ベスト4に終わったことが3度あった。

 彼女は2018年と19年に決勝で敗れたが、それ以外にも直近のグランドスラム7大会のうち準優勝が2度あった。マーガレット・コート(オーストラリア)の持つグランドスラム史上最多タイトル「24」の記録は、あと一歩というところで彼女の手から逃げ続けている。

 オープン化前のものが含まれているコートと違い、セレナのタイトルはすべてプロ化以降の時代に勝ち獲ったものだ。

 今大会のここまでのプレーぶりでもっともうれしく思っていることは何かと聞かれたセレナは、「私はいつだって戦っているわ。競いながらも積極的な姿勢を持ち続けていることは、私がもっとも満足していることだと思うわ」と答えた。

 大会10日目に行われるセレナとピロンコバの準々決勝は、アーサー・アッシュ・スタジアムの第1試合に予定されている。(APライター◎ハワード・フェンドリック/構成◎テニスマガジン)

※写真はセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)
NEW YORK, NEW YORK - SEPTEMBER 07: Serena Williams of the United States returns the ball during her Women's Singles fourth round match against Maria Sakkari of Greece on Day Eight of the 2020 US Open at the USTA Billie Jean King National Tennis Center on September 7, 2020 in the Queens borough of New York City. (Photo by Al Bello/Getty Images)

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