大坂なおみが今季初優勝に王手、メルテンスに2連勝 [ウェスタン&サザン・オープン]

WTAツアー公式戦の「ウェスタン&サザン・オープン」(WTAプレミア5/アメリカ・ニューヨーク/8月22~28日/賞金総額225万829ドル/ハードコート)の女子シングルス準決勝で、第4シードの大坂なおみ(日清食品)が第14シードのエリース・メルテンス(ベルギー)を6-2 7-6(5)で下し、今季初優勝に王手をかけた。試合時間は2時間1分。

 ウェスタン&サザン・オープンに3年連続4度の出場となる22歳の大坂は、本戦初勝利を挙げた昨年の大会で8強入り。準々決勝でソフィア・ケニン(アメリカ)と対戦したが、第3セット途中でリタイアしていた。

ウェスタン&サザン・オープン2020|PHOTOアルバム

 この結果で大坂は、メルテンスとの対戦成績を2勝1敗と勝ち越した。初対戦だった2017年9月の武漢(WTAプレミア5/ハードコート)の1回戦はメルテンスが6-4 1-6 6-4で、昨年9月の大阪(WTAプレミア/ハードコート)の準決勝では大坂が6-4 6-1で勝っていた。大坂は当初エントリーしていなかったが、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦した。

 これに先立ち大坂は人種差別に対する抗議を理由に準決勝を棄権する意向を表明していたが、大会が1日競技を停止したことを受けてプレーすることを決めていた。

 今大会での大坂は、初戦となった2回戦でカロリーナ・ムチョバ(チェコ)を6-7(5) 6-4 6-2で、3回戦で第16シードのデヤナ・イエストレムスカ(ウクライナ)を6-3 6-1で、準々決勝では第12シードのアネット・コンタベイト(エストニア)を4-6 6-2 7-5で破って初のベスト4進出を決めていた。

 2020年シーズンの大坂は1月にブリスベン(WTAプレミア/ハードコート)で4強入りしてオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)の3回戦でコリ・ガウフ(アメリカ)に敗れたあと、2月にフェドカップのスペイン戦(スペイン・ムルシア/クレーコート)でサラ・ソリベス トルモ(スペイン)に完敗を喫し、5勝3敗の戦績で今大会を迎えている。

 大坂は決勝で、第8シードのジョハナ・コンタ(イギリス)と元世界ランク1位のビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)の勝者と対戦する。(テニスマガジン)

※写真は大坂なおみ(日清食品)
NEW YORK, NEW YORK - AUGUST 28: Naomi Osaka of Japan celebrates a point against Elise Mertens of Belgium during the Western & Southern Open at the USTA Billie Jean King National Tennis Center on August 28, 2020 in the Queens borough of New York City. (Photo by Matthew Stockman/Getty Images)

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