大坂の抗議行動にスティーブンス、ラオニッチらが賛同の声 [ウェスタン&サザン・オープン]

WTAツアー公式戦の「ウェスタン&サザン・オープン」(WTAプレミア5/アメリカ・ニューヨーク/8月22~28日/賞金総額225万829ドル/ハードコート)の女子シングルスで初の4強入りを決めたあとに大坂なおみ(日清食品)が自身のSNSを更新し、人種差別に対する抗議を理由に準決勝を棄権する意向を表明した。

 これを受けてATP(男子プロテニス協会)とWTA(女子テニス協会)および全米テニス協会(USTA)は大会を一時中断することに関する共同声明を出し、競技を金曜日から再開することを決定した。

ウェスタン&サザン・オープン2020|PHOTOアルバム

 彼女の行動は、すぐにツアーの他のプレーヤーからの支持を得た。

 スローン・スティーブンス(アメリカ)は彼女のメッセージをリツイートし、「もっと大声で言って!あなたを誇りに思うわ」とコメントした。また彼女は別のツイートで、「今夜立ち上がったすべてのスポーツチームとアスリートたちを誇りに思う #BLM(=ブラック・ライヴズ・マター)」と投稿した。

 ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)は水曜日の最後の試合に勝って準決勝進出を決めたあと、「ATPとWTAは少人数の選手のグループの行動を超えた共同のより大きなアクションを起こすことを考慮すべきだ」と訴えた。

「真の混乱が起きれば、それは物事を変える。そして多くの本当の混乱は金銭的な意味で人々に影響を及ぼすことによって起きるもので、何らかの変化を強いる可能性があると僕は思う」と彼は語った。「少なくとも我々男子ツアーと女子ツアーが、ともに団結してサポートを見せるよう願っている」。

 水曜日にはアスリートたちが人種的平等を要求したため、男女のプロバスケットボールリーグ(NBAとWNBA)の全試合、野球のメジャーリーグの3試合、メジャーリーグサッカー6試合のうち5つがキャンセルとなった。

 そのあと大会側と協議を重ねた大坂はやはりプレーすることを決め、第14シードのエリース・メルテンス(ベルギー)との準決勝に臨むことになった。

 本来であればオハイオ州シンシナティで開催されるこの大会は、パンデミックの中で管理された環境を生み出すために今年は例外的にUSオープンの会場であるUSTAビリー ジーン・キング・ナショナルテニスセンターで行われている。このふたつのハードコートの大会は無観客で行われ、異例のダブルヘッダーを形成している。

 今季のグランドスラム2大会目となるUSオープンは、8月31日に開幕する。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はミロシュ・ラオニッチ(カナダ)
NEW YORK, NEW YORK - AUGUST 26: Milos Ranic of Canada returns a shot against Filip Kranjinovic of Serbia during the Western & Southern Open at the USTA Billie Jean King National Tennis Center on August 26, 2020 in New York City. (Photo by Al Bello/Getty Images)

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