元世界1位アザレンカが1月に引退を検討していたことを告白 [ウェスタン&サザン・オープン]
WTAツアー公式戦の「ウェスタン&サザン・オープン」(WTAプレミア5/アメリカ・ニューヨーク/8月22~28日/賞金総額225万829ドル/ハードコート)の女子シングルス準々決勝で、ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)がオンス・ジャバー(チュニジア)を7-6(9) 6-2で下し、ベスト4進出を決めた。
2012年に世界ランク1位だったアザレンカは、今年の出だしに引退することを検討していたのだと認めた。彼女は現在59位だが、ここで2019年4月以来となる準決勝進出を果たした。
「今年の1月には、私は自分がプレー自体をするか否かも分からないでいた」と彼女は明かした。「だから1月の終わりに、私は決めたの。もう一度だけ最後にトライしてみて、どうなるか見てみようってね」。
アザレンカは次のラウンドで、第13シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)を6-4 6-3で破って勝ち上がった第8シードのジョハナ・コンタ(イギリス)と対戦する。
4強入りした第4シードの大坂なおみ(日清食品)が人種差別に対する抗議を理由に棄権する意向を表明したことを受けて大会が一時中断することを決定したため、準決勝は金曜日に行われることになっている。そのあと大会側と協議を重ねた大坂はプレーすることを決め、第14シードのエリース・メルテンス(ベルギー)との準決勝に臨むことになった。
本来であればオハイオ州シンシナティで開催されるこの大会は、パンデミックの中で管理された環境を生み出すために今年は例外的にUSオープンの会場であるUSTAビリー ジーン・キング・ナショナルテニスセンターで行われている。このふたつのハードコートの大会は無観客で行われ、異例のダブルヘッダーを形成している。
今季のグランドスラム2大会目となるUSオープンは、8月31日に開幕する。(C)AP(テニスマガジン)
※写真はビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)
NEW YORK, NEW YORK - AUGUST 26: Victoria Azarenka of Belarus plays a shot against Ons Jabeur of Tunisia during the Western & Southern Open at the USTA Billie Jean King National Tennis Center on August 26, 2020 in New York City. (Photo by Al Bello/Getty Images)
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