錦織がウイルス検査で陰性となるもUSオープン出場を断念
2014年USオープン準優勝者の錦織圭(日清食品)は新型コロナウイルス(COVID-19)の検査で2度陽性と診断されたあと、ついに陰性と判定された。しかしそれでも彼は、8月31日に開幕するUSオープンへの出場を取り消した。
水曜日に自身の公式アプリを更新した錦織は「徐々に」練習に戻っていく準備はできたが、ベスト・オブ・5セット・マッチを戦う備えはできていないと説明した。
「これだけ長く休んだあと、完全な準備ができる前に5セットマッチの大会で復帰することは賢明ではないと感じます」と錦織は述べた。
「僕はUSオープンが大好きで、そこで素晴らしい思い出もあるので残念です。クレーコートから始めるつもりです。ありがとう」
同日にはもうひとり、ポロナ・ヘルツォグ(スロベニア)も欠場を決めた。これにより、世界ランク146位で2009年USオープン準決勝進出者のヤニナ・ウイックマイヤー(ベルギー)が繰り上がった。錦織の代わりには、プロテクト・ランキング(ケガなどで長期休養を余儀なくされた選手への救済措置)でエントリーしていたアンドレイ・クズネツォフ(ロシア)が入った。
フラッシングメドウのハードコートで開催されるUSオープンは9月13日に終了し、それからプロテニスツアーはヨーロッパでのレッドクレーに移行することになる。9月27日から始まるフレンチ・オープンに先立ち、クレーコートでの前哨戦がUSオープンの2週目から3週連続で行われる予定となっている。
先週の金曜日に2度目の検査でも陽性と診断された錦織は、症状はごくわずかしか出ていないと報告していた。
一連の故障の前は世界ランク4位だった錦織は現在31位まで落ちているが、USオープンではシードが付くはずだった。30歳の錦織は2014年USオープン決勝でマリン・チリッチ(クロアチア)に敗れて準優勝し、2016年と18年にはベスト4に進出していた。(C)AP(テニスマガジン)
※写真は昨年のUSオープンでの錦織圭(日清食品)(撮影◎毛受亮介 / RYOSUKE MENJU)
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