WTAが深圳でのWTAファイナルズを含む中国での7大会中止を決定

WTA(女子テニス協会)が公式サイトを更新し、中国政府の指示に従い2020年に開催予定だった女子テニス大会の中止を発表した。

 中国は今月、2022年冬季オリンピックに向けたテスト大会を別として今年の残りの期間に国際的なスポーツイベントを開催しない方針であることを発表していた。

 男女のプロテニスツアーは新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより3月途中から中断しており、8月から再開することが決まっている。WTAが発表した2020年の暫定カレンダーでは、深圳でのWTAファイナルズを含む7大会(北京、武漢、南昌、鄭州、珠海、広州)が中国で開催される予定だった。

 これに先立ちWTAの会長兼CEOであるスティーブ・サイモン氏はアラブ首長国連邦の日刊紙「ザ・ナショナル」の取材に対し、「現時点ではわかりませんが、五分五分だと思います」と話していた。

 この決定を受けてサイモン氏は、「中国テニス協会とともに取り組んだこのプロセスを通し、この地域の大会が多大な努力をしてくれたことに感謝します」とコメントした。(テニスマガジン)

※写真は昨年の「資生堂WTAファイナルズ深圳」の女子シングルス表彰式での(左から)スティーブ・サイモンWTA会長兼CEO、エリナ・スビトリーナ(ウクライナ)、アシュリー・バーティ(オーストラリア)、ミッキー・ローラーWTA代表(Getty Images)

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