テニス選手の趣味「まい・ほびー」_内田海智&日比野菜緒の場合
テニス選手の知られざる趣味に迫る「まい・ほびー」。今回は2016年1月号に登場した「内田海智選手」、同年2月号「日比野菜緒選手」の趣味をご紹介します。【2016年1月号、2月号「読者の広場」に掲載】
写真◎本人提供、Getty Images
内田海智(富士薬品)|僕の趣味は「ビリヤード」!
うちだ・かいち◎1994年8月23日、大阪府生まれ。5歳からテニスを始め、高校は大阪産業大学附高へ。11年ウインブルドンジュニア、12年USオープンジュニアで単ベスト4入りを果たす。13年4月にプロ転向し、今年6月に自身2度目のフューチャーズ優勝。世界ランク単528位、複687位(11月9日付)、JTAランク単14位、複15位(11月10日時点)
クラブハウスでビリヤード
ビリヤードを始めたのはジュニア時代。海外遠征に行くと、外国人選手がクラブハウスでよく遊んでいて、僕もやろうと始めました。ただ、ボールの中心に正確に当たらないと話にならないスポーツなので、それがうまくいかず、すぐに止めてしまう……最初はそんな感じでした(笑)。
少しうまくなったのはプロ転向して、練習拠点をアメリカのIMGテニスアカデミーに移したときです。今は休日にビリヤード場へ行き、友達と一時間以上の熱戦を繰り広げるほど楽しむこともありますが、腕はまだまだ(笑)。それがよくわかるエピソードをここでひとつ。
大会に参加、まさかの全敗
去年12月、僕はアメリカのビリヤード大会に参加しました。といっても、たまたま行ったところがその日に限って大会が開催されていて、せっかくだから大会に出よう、と。その大会は、年齢・性別問わず誰でも参加できるものでした。
ルールは「たくさんの台で多くの相手と対戦し、勝ち星をどれだけ挙げられるか」。そこで僕は「優勝しよう!」と張り切ってプレーしましたが、子供から70歳ほどのおばあちゃんまで、10戦以上戦い全敗…。この大会で心が折れるほど追い込まれ、ビリヤードを続ける気力も失いました……。
それからは自らビリヤードに行きません(笑)。友達に誘われたら行くスタンスです。「それって趣味?」と思うかもしれませんが、今でもビリヤードの動画は見ますよ。いつか訪れる戦いに備えて、常にイメージはバッチリですよ!
自分なりに思うビリヤードの良さは、これがうまいと「かっこいい男」に見えるところです。自分も「いつかそうなりたいなぁ」と思いつつ、誰が見ても明らかに低いレベル……僕は、ビリヤードの世界でいまだ「カッコ悪い男」なのです。
▲昨年出場したトルコの大会でも選手たちと一緒にビリヤードしました。そのときの僕です(笑)
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