テニス選手が応援する“サッカーチーム”を調査せよ!

テニス選手とサッカーの結びつきが強いことは過去の捜査本部でも立証済み。今回はサッカーのロシアW杯開幕前ということで、サッカーを愛するテニス選手の“ごひいきチーム”を調査してみた。【2018年7月号掲載】

写真◎Getty Images

スペイン選手はサッカーが生活の一部

ペインの国内リーグ、リーガ・エスパニョーラ1部に属し、全世界で多くのサポーターをもつ2大メガクラブが「レアル・マドリッド」と「FCバルセロナ」だ。テニス界ではスペイン選手を中心に、たくさんのファンが存在する。

 世界的なスーパースター、クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル)が在籍するレアル・マドリッド(掲載当時)は、フェルナンド・ベルダスコやフェリシアーノ・ロペス、ラファエル・ナダルなど。対して天才と呼ばれるメッシ(アルゼンチン)所属のFCバルセロナは、アルベルト・ラモス ビノラスやギジェルモ・ガルシアロペス、トミー・ロブレドが該当する。

 スペイン選手が支持するチームは、この2チームに限った話ではない。生まれ育った地元・バレンシアFCを応援するのはダビド・フェレール。ダブルス巧者のマルセル・グラノイェルスはFCバルセロナと同じカタルーニャ地区にホームを構えるエスパニョールを支持する。

 またロベルト・バウティスタ アグートは、14歳までビジャレアルCFの下部組織チームに在籍。その強靱な脚力はサッカー仕込みである。女子ではダリア・カサキナ(ロシア)がFCバルセロナの大ファンとして有名だ。

レアル・マドリッドを応援する選手たち

R・ナダル(スペイン)、F・ロペス(スペイン)、F・ベルダスコ(スペイン)、R・カルバレス バエナ(スペイン)、A・ベデネ(スロバキア)、K・ハチャノフ(ロシア)etc…

今季からレアル・マドリッドに移籍、今はローン選手としてRCDマジョルカでプレーする久保建英。ナダルやロペスも彼の成長を期待しているはず…

FCバルセロナを応援する選手たち

A・ラモス ビノラス(スペイン)、G・ガルシア ロペス(スペイン)、T・ロブレド(スペイン)、D・ラヨビッチ(セルビア)、M・ラオニッチ(カナダ)、D・カサキナ(ロシア)etc…

バルセロナに籍を置く安部裕葵は現在、下部チームで奮闘中。トップチームにステップアップできれば、ラオニッチやカサキナも大喜び⁉

ドイツ選手の指示は‟国内最強の名門”に人気が集まる

くの日本選手が活躍するドイツリーグ、ブンデスリーガ。スペイン同様にサッカー熱が高く、国内でもっとも人気を誇るバイエルン・ミュンヘンが選手間で一番人気だった。フィリップ・コールシュライバーから若手有望株のダニール・メドベデフ(ロシア)まで多種多様だ。

 さらにドイツテニス界のレジェンド、ボリス・ベッカーもバイエルン・ミュンヘンのサポーターで、キャンプ地までわざわざ見に行く熱の入れようだ。

 一方で、マクラクラン勉とダブルスを組む機会が多いヤン レナード・ストルフ(ドイツ)は日本の香川真司が所属していたボルシア・ドルトムントを応援する。マクラクランと香川の話をしていた、かも。

バイエルン・ミュンヘンの練習場を視察するベッカー(中央)

バイエルン・ミュンヘンを応援する選手たち

F・コールシュライバー(ドイツ)、F・マイヤー(ドイツ)、D・メドベデフ(ロシア)、B・ベッカー(ドイツ) etc…

地元で絶大な人気を誇るアルゼンチンの雄

ルゼンチンの上位選手に特に人気が高かったのがボカ・ジュニアーズ。元日本代表の高原直泰(現・沖縄SV代表)が所属したことがあり、日本のサッカーファンにも馴染みがあるチームだ。

 フアン マルティン・デル ポトロは母国に帰った際に都合が合えばスタジアムに足を運び、ディエゴ・シュワルツマンも生まれたときから同クラブのサポーターだ。ちなみに、「ディエゴ」という名前は、ボカ・ジュニアーズに在籍していた「ディエゴ・マラドーナ」にあやかって母親がつけたものだと言われている。

ホームの試合観戦にワクワクが止まらないデル ポトロ(左端)

ボカ・ジュニアーズを応援する選手たち

J・デル ポトロ(アルゼンチン)、D・シュワルツマン(アルゼンチン)、L・メイヤー(アルゼンチン)、F・デルボニス(アルゼンチン)、H・ゼバリョス(アルゼンチン)etc…

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