すべての始まりは「修造チャレンジ」

 いつも練習しているテニスクラブのお兄ちゃんたちが全国大会に行くのを見て、自分も行きたいと思うようになったのが、変わり始めたきっかけでしょうか。でも決定的だったのは「修造チャレンジ」。小学5年生のときに呼ばれたのですが、それは本人も私もびっくりでした。そして、それ以上に合宿はびっくりで、カルチャーショックを受けました。まるで別世界でした。

「僕は毎日1時間の練習を週3回くらいだけど、みんなは毎日5~6時間の練習で、休みも週1回しかないんだって!」と靖崇もかなり驚いていたようです。こういう世界もあるんだ、みんなこうして練習しているんだと、親子で初めて知りました。地元の北海道ではのんびりと、怒られることもなく練習していましたから、初めて参加させていただいた「修造チャレンジ」は本当に驚きの連続。でも、それがすべての始まりでした。

「盛田正明テニスファンド」でアメリカにテニス留学するのは中学1年生のとき。その選考会に呼ばれたときは靖崇もうれしそうでしたが、候補者の中で一番下だったこともあり、私は選ばれるわけがないと思っていました。ちょうどジャパンオープンの予選が観戦できる日程で、そっちの方が楽しみで上京した記憶がありますが、選ばれたと聞いて本当に驚きました。

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