4年間のアメリカ留学

 テニス留学も最初は1年の期間でしたが、帰ってきたのは高2の夏でしたから、結局4年間ですね。その間、ほとんど会えなかった。寂しいというよりもとにかく心配で。(錦織)圭くんのお母さんにもよく電話をして、アドバイスをいただきました。

 4年間のテニス留学をして帰国したものの、地元に戻ってテニスを続けるのは限界がありました。靖崇の中にはプロになりたいという気持ちが、すでに固まっていたと思います。増田健太郎コーチに見ていただくことになり、東京でお姉ちゃんといっしょに暮らすことになりました。それが2年間。昨年春の3年目から私も加わり、現在は3人で暮らしています。主人は北海道。単身赴任の転勤族なんです(笑)。

 プロに転向するのは、もう自然の流れでした。特に靖崇からは何も言われませんでしたが、なることはわかっていましたし、あとはタイミングだけだと私も思っていましたから。私はテニスのことは口出しせず、すべて増田コーチにお任せしていますから……。

 日本での試合は観に行くようにしていますが、プレーよりは表情を見て、前向きに取り組めているなとか、やっぱり状態はわかりますね。でも、どんな試合でも、観ているときはドキドキ、ハラハラしてしまいます。ですから、会場では顔色が変わらないように気をつけています。靖崇は見ていないかもしれませんけど。

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