2020年の最優秀コーチ賞にルブレフを世界8位に押し上げたビセンテ氏、ボブ・ブレット氏はキャリアコーチ賞に選出

写真は2006年当時のフェルナンド・ビセンテ(スペイン)と1997年当時のボブ・ブレット氏(Getty Images)

男子プロテニス協会(ATP)が月曜日に2020年ATPアワードの受賞者を発表し、2020年シーズンの最優秀コーチ賞にアンドレイ・ルブレフ(ロシア)を指導するフェルナンド・ビセンテ(スペイン)が選ばれた。ATPコーチによる投票で選ばれるこの賞は2016年に始まり、前年はダニール・メドベージェフ(ロシア)のコーチを務めるジル・セルバラ(フランス)が受賞していた。

 現役時代のビセンテ氏はATPツアーで単複3勝ずつを挙げ、世界ランク自己最高はシングルス29位でダブルス61位だった。2018年からビセンテ氏の指導を受けるルブレフは今季ツアー最多となる5つのタイトルを獲得し、ATPランキングを23位から8位まで上げてもっとも上達した選手賞に選出された。

 同じくコーチによる投票で決まるティム・ガリクソン・キャリアコーチ賞には、ボブ・ブレット氏が満場一致で選ばれた。故ティム・ガリクソン氏にちなんだこの賞は昨年に創設され、何世代にも渡って若い選手やコーチたちの成長に寄与した人物に贈られる。第1回受賞者はオーストラリアのレジェンド、トニー・ローチ氏だった。

 オーストラリア人で67歳のブレット氏は46年間のキャリアでボリス・ベッカー(ドイツ)、ゴラン・イバニセビッチ(クロアチア)、マリン・チリッチ(クロアチア)らをグランドスラム制覇に導き、2000年から06年までは日本のデビスカップ代表チームのスーパーバイザーを務めるなど世界各国の強化に尽力してきた。(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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