オーストラリアン・オープンが本戦ワイルドカード6人を発表

写真は2019年オーストラリアン・オープンでのダリア・ガブリロワ(オーストラリア)(Getty Images)

2021年最初のグランドスラム大会となる「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)が公式サイトを通し、シングルスの本戦ワイルドカード(主催者推薦枠)の権利を得た6人の選手を発表した。大会は予定より3週間遅れ、本戦は2月8から21日までメルボルン・パークで開催される。

 今回の発表では男子が世界ランク120位のクリストファー・オコネル(オーストラリア)と124位のマーク・ポールマンス(オーストラリア)、女子は元20位のダリア・ガブリロワ(オーストラリア)、129位のアストラ・シャルマ(オーストラリア)、130位のマディソン・イングリス(オーストラリア)、140位のリゼット・カブレラ(オーストラリア)が本戦出場権を獲得した。

「クリス(オコネル)、マーク、ダーシャ(ガブリロワ)、アストラ、マディ(イングリス)、そしてリゼットは皆、世界的に前例のない状況でもコート内外で私たちにインスピレーションを与えてくれました。2021年大会に出場する機会を彼らに与えることができることをうれしく思います」と大会ディレクターのクレイグ・タイリー氏はコメントした。

 ケガにより約1年間の戦線離脱を経験してランキングを450位まで落としたガブリロワは「来年の大会でプレーできることを本当に楽しみにしています」と語り、「特にファンの皆さんの前でプレーする機会を得ることができて本当にうれしいです。しばらくの間、人々はそのような経験ができませんでしたから」とコメントした。

 同大会でのガブリロワは2016年と17年に16強入りしたが、今年は足のケガで出場を断念していた。

 大会主催者によると、今回は全米テニス協会(USTA)とフランステニス連盟(FFT)に対する相互ワイルドカードを授与しないことになった。また残りの男子5枠と女子3枠およびアジア・パシフィック枠(男女各1名)と予選ワイルドカードは、近日中に発表される予定となっている。(テニスマガジン)

※文中の世界ランクは12月21日付

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写真◎Getty Images

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