ツアー2勝目を目指すホルカシュが決勝で20歳のコルダと対戦へ [デルレイビーチ・オープン]

写真はホベルト・ホルカシュ(ポーランド)(Getty Images)

2021年ATPツアー開幕戦のひとつとなる「デルレイビーチ・オープン」(ATP250/アメリカ・フロリダ州デルレイビーチ/1月7~13日/賞金総額41万8195ドル/ハードコート)の男子シングルス準決勝で、第4シードのホベルト・ホルカシュ(ポーランド)が予選から勝ち上がってきたクリスチャン・ハリソン(アメリカ)を7-6(4) 6-4で下し、2度目のATPツアー決勝へと駒を進めた。

 ホルカシュは2019年ウィンストンセーラム・オープンで初めて決勝に至り、プロ化以降の時代でツアーレベルの大会で優勝した2人目のポーランド人選手となっていた。

 今週までツアー大会の本戦で2勝しか挙げたことがなかった26歳のハリソンは、このレベルでは準々決勝以上のラウンドでプレーしたことがなかった。彼は第2セット最後のサービスゲームで2本のダブルフォールトを犯し、リードを許してしまった。

 これによりサービング・フォア・ザ・マッチを迎えたホルカシュは15-40と一時リードされたが、そこから4ポイントを連取して試合を締めくくった。彼は最後の3ポイントを、彼は強力なサービスによってものにした。

 現在世界ランク35位のホルカシュは今大会での活躍により、オーストラリアン・オープンでシードを得られることが確実となった。これは大会の序盤にノバク・ジョコビッチ(セルビア)やラファエル・ナダル(スペイン)のような優勝候補と遭遇するのを避けることができることを意味し、彼はその意義について言及した。

「言うまでもなくそれは一歩前進であり、ますますいいプレーをしていきたい気持ちになるよ。素晴らしい1年のスタートになったね」とホルカシュはコメントした。

 水曜日に行われる決勝で、ホルカシュはセバスチャン・コルダ(アメリカ)と対戦する。コルダはこの日最後に行われた試合で、キャメロン・ノリー(イギリス)を6-3 7-5で退けた。

 元ジュニア世界ナンバーワンで20歳のコルダは119位で今大会を迎え、月曜日にはキャリア初のツアー準々決勝で第2シードのジョン・イズナー(アメリカ)を倒していた。彼の父で1998年オーストラリアン・オープン優勝者のペトル・コルダ(チェコ)はデルレイビーチで2度プレーしたが、2回戦より先に勝ち進むことができなかった。

「僕にとって一番重要だったのは、一貫性を高めることだったんだ。以前はミスしていたショットも、今は失敗しなくなったよ」とコルダは語った。

「このような試合をすることは、僕にとって非常に大きなことなんだ。そうすることで感触を掴み、体の中で馴染んで成長していけるからね」

 先月に元世界1位のアンドレ・アガシ(アメリカ)と練習したコルダは試合後に彼と電話で話し、「彼はすごく喜んでいたよ」と明かした。(C)AP(テニスマガジン)


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写真◎Getty Images

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