アザレンカがマッチポイント2本凌いで今季初戦に勝利 [グランピアンズ・トロフィー]

写真はビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)(Getty Images)

WTAツアー公式戦の「グランピアンズ・トロフィー」(WTA500/オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/2月3~7日/賞金総額23万5820ドル/ハードコート)の女子シングルス2回戦で、第3シードのビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)がユリア・プティンセバ(カザフスタン)に6-41-6 [11-9]で競り勝ち今季の初戦を勝利で飾った。試合時間は1時間43分。

 アザレンカは0-4から6ゲーム連取で第1セットを奪ったがプティンセバが最終セットに持ち込み、マッチタイブレーク7-9からマッチポイント2本を凌いで勝利をもぎ取った。

 上位4シードは初戦がBYEで免除されており、アザレンカはこの試合が初戦だった。アザレンカは次のラウンドで、ベサニー・マテック サンズ(アメリカ)を7-5 7-5で破って勝ち上がった第6シードのアネット・コンタベイト(エストニア)と対戦する。

 この日初戦に臨んだそのほかの上位シード勢は第5シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)が18歳のレイラ・フェルナンデス(カナダ)を6-2 6-2で下して8強入りを決めたが、第2シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス)と第4シードのエレナ・リバキナ(カザフスタン)は敗れた。

 ソラナ・シルステア(ルーマニア)がベンチッチを7-5 6-2で、バーボラ・クレイチコバ(チェコ)はリバキナを4-6 6-2 [10-6]で倒し、それぞれシードダウンを演じた。

 そのほかの試合では第7シードのジェニファー・ブレイディ(アメリカ)、第8シードのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)、アン・リー(アメリカ)が勝ち上がり、ベスト8が出揃った。準々決勝ではブレイディがと、ケルバーがサカーリと、リーはシルステアと対戦する。

 検疫ホテルのスタッフのひとりが陽性と診断されたことが判明し、今週開催されている男女6大会は1日の中断を挟んで金曜日に再開された。試合時間短縮を図るため、女子シングルスの試合は最終セット10ポイントマッチタイブレーク方式が採用された。

 この大会はオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)に向けて手配されたチャーター便でメルボルン入りした際に同乗者に陽性者が出たことで練習するための外出もできない「ハードロックダウン」を課された選手たちを救済するため、女子テニス協会(WTA)によって「メルボルン・サマーシリーズ」に急遽追加された。

 今年のオーストラリアン・オープンはCOVID-19の規制のために従来より3週間開始を遅らせ、2月8日にメルボルン・パークで開幕する予定になっている。(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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