今年最初のグランドスラム大会となる「オーストラリアン・オープン」（オーストラリア・ビクトリア州メルボルン／本戦2月8～21日／ハードコート）の男子シングルス2回戦で、第6シードのアレクサンダー・ズベレフ（ドイツ）が予選から勝ち上がってきたマキシム・クレッシー（アメリカ）を7-5 6-4 6-3で下してベスト32に進出した。試合時間は2時間4分。

　全豪に6年連出場となる23歳のズベレフは昨年の大会で初のグランドスラム4強入りを果たし、準決勝でドミニク・ティーム（オーストリア）に6-3 4-6 6-7(3) 6-7(4)で敗れていた。16歳だった2014年には、ジュニアの部でチャンピオンに輝いている。

　2020年シーズンのズベレフはツアー2勝を挙げ、9月のUSオープン（アメリカ・ニューヨーク／ハードコート）では死闘の末にティームに敗れたが準優勝を飾っていた。

　ズベレフは次のラウンドで、ミオミル・キツマノビッチ（セルビア）を6-1 6-2 6-4で破って勝ち上がった第32シードのアドリアン・マナリノ（フランス）と対戦する。

　2度目の3連覇と9度目の優勝を目指す第1シードのノバク・ジョコビッチ（セルビア）は1セットを落としたが、フランシス・ティアフォー（アメリカ）を6-3 6-7(3) 7-6(2) 6-3で振りきった。

　そのほかの試合では第15シードのパブロ・カレーニョ ブスタ（スペイン）、第18シードのグリゴール・ディミトロフ（ブルガリア）、第23シードのドゥサン・ラヨビッチ（セルビア）、第27シードのテイラー・フリッツ（アメリカ）、ニック・キリオス（オーストラリア）が3回戦に駒を進めた。

　第29シードのユーゴ・アンベール（フランス）は第4セット第10ゲームで2本のマッチポイントがあったがブレークバックを許し、キリオスに7-5 4-6 6-3 6-7(2) 4-6で敗れて2回戦でシードダウンを喫した。（テニスマガジン）

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[　]数字はシード順位、WCはワイルドカード（主催者推薦枠）、Qは予選勝者

男子シングルス2回戦｜主な試合結果

○1ノバク・ジョコビッチ（セルビア）[1] 6-3 6-7(3) 7-6(2) 6-3 ●3フランシス・ティアフォー（アメリカ）

○8テイラー・フリッツ（アメリカ）[27] 4-6 7-6(6) 6-7(4) 7-6(5) 6-2 ●5ライリー・オペルカ（アメリカ）

○24ドゥサン・ラヨビッチ（セルビア）[23] 6-4 7-6(4) 4-6 6-3 ●22アレクサンダー・ブブリク（カザフスタン）

○25アドリアン・マナリノ（フランス）[32] 6-1 6-2 6-4 ●27ミオミル・キツマノビッチ（セルビア）

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○32アレクサンダー・ズベレフ（ドイツ）[6] 7-5 6-4 6-3 ●30マキシム・クレッシー（アメリカ）[Q]

○38ニック・キリオス（オーストラリア）5-7 6-4 3-6 7-6(2) 6-4 ●40ユーゴ・アンベール（フランス）[29]

○41グリゴール・ディミトロフ（ブルガリア）[18] 7-6(1) 6-1 6-2 ●43アレックス・ボルト（オーストラリア）[WC]

○48パブロ・カレーニョ ブスタ（スペイン）[15] 6-3 7-6(3) 2-6 6-4 ●46イリ・ベセリ（チェコ）