ブレイディがムチョバを突き放し、グランドスラム決勝の舞台へ [オーストラリアン・オープン]

写真はジェニファー・ブレイディ(アメリカ)(Getty Images)

今年最初のグランドスラム大会となる「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦2月8~21日/ハードコート)の女子シングルス準決勝で、第22シードのジェニファー・ブレイディ(アメリカ)が第25シードのカロリーナ・ムチョバ(チェコ)を6-4 3-6 6-4で振りきり、グランドスラム決勝の舞台へ初めて駆け上がった。試合時間は1時間55分。

 最終セット5-4でサービング・フォー・ザ・マッチを迎えたブレイディは40-15から追いつかれてブレークバックされるピンチが3度あったが、5本目のマッチポイントをものにして試合を締めくくった。

 全豪に2年連続4度目の出場となる25歳のブレイディは、初参戦だった2017年に予選からベスト16入りしたのがこれまでの最高成績だった。昨年は1回戦で、シモナ・ハレプ(ルーマニア)に6-7(5) 1-6で敗れていた。

 メルボルン入りした際に同乗者に新型コロナウイルス(COVID-19)の検査で陽性と判定された人物が出たため、ブレイディは練習のための外出もできない完全隔離の検疫期間を過ごしていた。

 この結果でブレイディは、ムチョバとの対戦成績を1勝1敗のタイに追いついた。両者は2019年5月にプラハ(WTAインターナショナル/ハードコート)の2回戦で初対戦し、ムチョバが6-4 3-6 7-6(2)で勝っていた。

 今大会でのブレイディは1回戦でワイルドカード(主催者推薦枠)のアリナ・ラディオノワ(オーストラリア)を6-1 6-2で、2回戦でマディソン・ブレングル(アメリカ)を6-1 6-2で、3回戦で予選勝者のカーヤ・ユバン(スロベニア)を6-1 6-3で、4回戦で第28シードのドナ・ベキッチ(クロアチア)を6-1 7-5で、準々決勝ではジェシカ・ペグラ(アメリカ)を4-6 6-2 6-1で破って4強入りを決めていた。

 ブレイディは決勝で、第3シードの大坂なおみ(日清食品)と対戦する。大坂は準決勝で、第10シードのセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)を6-3 6-4で下しての勝ち上がり。(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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