勢いに乗るハリスが錦織に勝利、予選から4強入りは大会史上初 [ドバイ選手権]

写真はロイド・ハリス(南アフリカ)(Getty Images)

ATPツアー公式戦の「ドバイ・デューティフリー・テニス選手権」(ATP500/アラブ首長国連邦・ドバイ/3月14~20日/賞金総額204万8855ドル/ハードコート)の男子シングルス準々決勝で、ロイド・ハリス(南アフリカ)が日本の錦織圭(日清食品)を6-1 3-6 6-3を破って今週の番狂わせの進撃を延長させ、同大会でベスト4に進出した初の予選勝者となった。

 世界ランク81位のハリスは第3セットで2度あったブレークのピンチを凌ぎ、それから同セットで唯一のブレークポイントをものにして5-3とリードを奪った。2回戦で第1シードのドミニク・ティーム(オーストリア)を打破していたハリスは14本のサービスエースを決め、最後はフォアハンドのウィナーで試合を締めくくった。

 ハリスは準決勝で、第3シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)と対戦する。シャポバロフは一度も相手にブレークポイントに直面することなくジェレミー・シャルディ(フランス)を7-5 6-4で下し、約5ヵ月ぶりのATPツアー4強入りを決めた。

 2週間前のロッテルダム決勝と同じカードとなった木曜日最後の試合で第2シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)がマートン・フチョビッチ(ハンガリー)を7-5 6-2で退け、アスラン・カラツェフ(ロシア)に対するロシア人対決の準決勝に勝ち進んだ。ルブレフはロッテルダムでもフチョビッチにストレート勝利をおさめ、今季初タイトルを獲得していた。

 ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したカラツェフは第16シードのヤニク・シンネル(イタリア)を6-7(5) 6-3 6-2で倒し、3試合連続となるシード撃破に成功した。カラツェフは初めてプレーしたグランドスラム大会本戦だった先月のオーストラリアン・オープンでいきなりベスト4に進出したあとランキングを一気に駆け上り、今や42位につけている。彼は今シーズンに入ってから、シングルスではノバク・ジョコビッチ(セルビア)とティームにしか負けていない。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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