ゴファンとトンプソンがフルセット勝利で初戦を突破 [モンテカルロ・マスターズ]

写真はダビド・ゴファン(ベルギー)(Getty Images)

ATPツアー公式戦の「ロレックス・モンテカルロ・マスターズ」(ATP1000/モナコ・モンテカルロ/4月14~21日/賞金総額246万585ユーロ/クレーコート)の男子シングルス1回戦で、第11シードのダビド・ゴファン(ベルギー)がマリン・チリッチ(クロアチア)を6-4 3-6 6-0で倒して今大会最初の本戦勝者となった。

 2014年USオープン優勝者のチリッチは10本のサービスエースを決めて一時は3-0とリードしていたが、調子が安定せず52本のアンフォーストエラーを犯して6度も自分のサービスゲームを落とした。これは彼らにとって9度目の対戦だったが、対戦成績はゴファンの5勝4敗となった。

「第1セットと第2セットではリターンに問題があったけど、第3セットでは安定したリターンをすることができたよ。いい試合だったね」と30歳のゴファンは振り返った。

 そのほかの試合ではジョーダン・トンプソン(オーストラリア)が17回もサービスブレークがあったアップダウンの激しい試合でブノワ・ペール(フランス)を6-4 6-7(3) 7-6(5)で振りきり、3時間を超える接戦を制した。トンプソンは過去にもペールに勝ったことがあったが、それもクレーコートでの試合だった。

 今大会には記録更新となる12回目の優勝を狙うラファエル・ナダル(スペイン)が出場しており、順調に勝ち進めば次の日曜日に予定されている決勝で世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)と顔を合わせる可能性がある。

 ジョコビッチは2013年決勝でナダルを倒し、2015年にもタイトルを獲得している。一方のナダルは2018年に11回目の栄冠に輝き、2019年は準決勝でファビオ・フォニーニ(イタリア)にストレート負けを喫していた。

 昨年の大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより、開催中止となっていた。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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