ズベレフがベレッティーニを倒して3年ぶり2度目の優勝「今後数週間が楽しみ」 [マドリッド・オープン]

写真は3年ぶり2度目の優勝を飾ったアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)(Getty Images)

ATPツアー公式戦の「ムトゥア・マドリッド・オープン」(ATP1000/スペイン・マドリッド/5月2~9日/賞金総額322万6325ユーロ/クレーコート)の男子シングルス決勝で、第5シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が第8シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)を6-7(8) 6-4 6-3で倒して3年ぶりのタイトル奪還に成功した。

 フレンチ・オープンに向けて印象的なプレーを続けているズベレフは、準々決勝で6度目の優勝を目指していたラファエル・ナダル(スペイン)を、準決勝では世界ランク4位のドミニク・ティーム(オーストリア)を破っており、3月のアカプルコに続く今季2勝目を挙げた。

 2018年にティームとの決勝に勝ってマドリッドでの最初のタイトルを獲得したズベレフは、ATPマスターズ1000の大会で3年ぶり4度目の栄冠に輝いた。彼は前年に4回戦で敗れたロラン・ギャロスに向けて、さらに調子を上げていきたいと願っている。

「フレンチ・オープンでいい成績を挙げるには、クレーコートシーズンを通していいプレーをする必要がある。それはある意味で、僕にとって重要なことだ。結局のところ、僕はマスターズで優勝したんだ。これよりも大きなものはわずかしかない。僕はこの成果に満足しているよ。もちろん僕は、今後数週間を楽しみにしている。この先に待っているものを心待ちにしているんだ」と24歳のズベレフは語った。

 世界10位のベレッティーニは2週間前のベオグラードを制していたが、連勝は「8」でストップした。彼はオーストラリアン・オープンでステファノス・チチパス(ギリシャ)との準々決勝を棄権することになった腹筋のケガに苦しんだあと、段階を追ってゆっくりと調子を取り戻しつつある。このケガにより彼は、1回戦負けに終わったモンテカルロまで大会に出場できなかった。

「これは僕にとって最初のマスターズ決勝だったんだ。これが最後にならないことを願っているよ。でも前にも言ったように、僕はこのレベルにいられることをうれしく思っているんだ。今日は残念ながら、自分のベストのテニスができなかったけどね」とベレッティーニはコメントした。

 第1セットでブレークを交し合ったあと、ベレッティーニはタイブレークで5-0とリードしながらズベレフに挽回を許してしまった。それでも彼は4度目のセットポイントをものにし、ズベレフは今大会で初めてセットを失った。

 試合を通して7本のダブルフォールトを犯したズベレフは4-4からブレークし、次のゲームをキープして第2セットを終わらせることに成功した。この日は雨のため、カハ・マヒカのセンターコートは屋根が閉じられていた。

 合計50本のアンフォーストエラーを犯したベレッティーニは第3セットの序盤でブレークポイントを無駄にし、ズベレフが次のゲームでブレークを果たしてリードを奪った。ズベレフは最後にもう一度ブレークし、2本目のマッチポイントをものにして勝利を決めたのだった。

 これに先立ちダブルス決勝も行われ、第3シードのマルセル・グラノイェルス(スペイン)/ホレイショ・ゼバロス(アルゼンチン)が第2シードのニコラ・メクティッチ/マテ・パビッチ(ともにクロアチア)に1-6 6-3 [10-8]で競り勝ち今季初優勝を飾った。

 マドリッド・オープンは人数制限が設けられていたが、スペインにおいてファンの観戦を許可した最初のスポーツ大会だった。昨年の大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより、開催中止となっていた。最終日の男子シングルス決勝の前、地元の医療従事者が大会主催者から表彰されるセレモニーが行われた。(APライター◎テレス・アゾーニ/構成◎テニスマガジン)


男子ダブルス優勝のマルセル・グラノイェルス(スペイン/左)とホレイショ・ゼバロス(アルゼンチン)(Getty Images)

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