ティームがビッグサーバーのイズナーを倒して4年連続準決勝進出 [マドリッド・オープン]

写真はドミニク・ティーム(オーストリア)(Getty Images)

ATPツアー公式戦の「ムトゥア・マドリッド・オープン」(ATP1000/スペイン・マドリッド/5月2~9日/賞金総額322万6325ユーロ/クレーコート)の男子シングルス準々決勝で、第3シードのドミニク・ティーム(オーストリア)がビッグサーバーのジョン・イズナー(アメリカ)を3-6 6-3 6-4で倒してベスト4に進出した。

 試合を通してブレークのチャンスを4度握ったティームは、そのうち2つを取った。この日の彼にとって、勝つために必要なのはそれだけだった。世界ランク4位のティームは第2セット3-2で迎えた最初のチャンスをものにし、第3セットでもう一度ブレークを果たしてマドリッドで4年連続となる準決勝進出をきめた。

「彼はテニス史上最高のサーバーのひとりだ。特にこの標高では彼のサービスは凄く高くバウンドして、返すのが本当に難しいんだ。僕は本当に集中できていたし、闘志も十分だった。彼のような相手に対しては、わずかなポイントが勝負を分けるんだ。それが第2セットの序盤、僕が僕がブレークポイントをセーブした局面だった」とティームは振り返った。

 第2セットの第5ゲームで4つのブレークポイントをセーブしたティームは、それから次のゲームをブレークして勝負の行方を第3セットに持ち込んだ。ティームは第3セットの第1ゲームで手にしたもうひとつのブレ―クチャンスを無駄にしてしまったが、4-4からの好機は逃さず掴んだ。

 USオープン優勝者のティームは、3月半ば以来となる大会でここまで勝ち上がることを予想していなかった。

「準決勝まで勝ち進めたことに驚いているよ。(休養後に戻ってきて最初の大会だったので)そこまで期待していなかったんだ。ここではトップの選手たちに対して1試合か2試合できればいいと思っていたからね。トップレベルのこの大会で少なくとも4試合できるというのは、驚くほどいいことだよ」とティームは打ち明けた。

 イズナーはマドリッドでの4試合で、100本以上のサービスエースを叩き込んだ。標高が高いことで知られるこの町ではボールのスピードが増し、他のクレーコートよりも速くなるのだ。金曜日の試合だけで18本のエースを決めたイズナーは、サービスだけが自分を試合の中に留まらせていたと話した。

 ティームは次のラウンドで、6度目の優勝を目指していた第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)を6-4 6-4で破って勝ち上がった第5シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。両者は2018年大会の決勝で顔を合わせ、ズベレフがストレートセットで勝っていた。

 そのほかの試合では第8シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)が第16シードのクリスチャン・ガリン(チリ)を5-7 6-3 6-0で、キャスパー・ルード(ノルウェー)はアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)を7-5 6-1で下し、勝ち上がった両者の準決勝での対戦が決まった。

 2週間前のベオグラードで今季初タイトルを獲得したベレッティーニが連勝を「7」に伸ばし、ルードはモンテカルロとミュンヘンに続いて3大会連続で4強入りを果たした。

 昨年の大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより、開催中止となっていた。(APライター◎テレス・アゾーニ/構成◎テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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