17歳ガウフがキャリア最長のマッチ9連勝「パルマで大きな自信を得た」 [フレンチ・オープン]

写真はコリ・ガウフ(アメリカ)(Getty Images)

今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月30日~6月13日/クレーコート)の女子シングルス4回戦で、第24シードのコリ・ガウフ(アメリカ)が第25シードのオンス・ジャバー(チュニジア)を6-3 6-1で退けグランドスラム大会で初のベスト8進出を果たした。

「このレベルでプレーした中で、もっとも安定したテニスができたと感じているわ。このままの調子で続けられたらいいわね」とガウフは振り返った。

 前のラウンドでも第1セットを先取したあとに対戦相手だった第13シードのジェニファー・ブレイディ(アメリカ)が左足のケガで棄権したため、ガウフは迅速に勝利を掴んでいた。

 ガウフは次のラウンドで、バーボラ・クレイチコバ(チェコ)と対戦する。クレイチコバはノーシード対決となった4回戦で2018年フレンチ・オープン準優勝者のスローン・スティーブンス(アメリカ)を6-2 6-0で退け、初のグランドスラム8強入りを決めていた。スティーブンスはクレイチコバに対し、26本のアンフォーストエラーを犯した。

「彼女は若く、驚くべき選手よ。どんどん成長しているわ。きっと次代のスターになるでしょうね」とクレイチコバはガウフについて評価した。

 15歳にしてウインブルドンで予選から4回戦に進出した2年前、ガウフはすでに次代の偉大なアメリカ人選手の候補として名乗りを上げていた。それからさらに一歩前に踏み出した彼女は、1997年USオープンで準々決勝に進出した当時17歳のビーナス・ウイリアムズ以降でもっとも若い四大大会ベスト8進出者となった。

「17歳になるのは一度だけだから、私が17歳でいる間に話したほうがいいわ」とガウフはコメントした。

 今大会でのガウフは、まだ一度もセットを落としていない。彼女はパリの前にウォームアップ大会であるパルマで単複を制し、その前にはローマで準決勝に進出していた。全体として彼女は今、キャリア最高の連勝を「9」に伸ばしている。

「私はパルマで、特にクレーコートで大きな自信を得たわ。あの経験が試合をどうやって締めくくるか、重要なポイントでのプレッシャーにどうやって対処するかについて私に教えてくれたの」とガウフは語った。

 フレンチ・オープン前にストラスブールで優勝した25歳のクレイチコバにとっても、今年はシングルスにおけるブレイクの年となっている。スティーブンスに対する勝利で、彼女もまた現在の連勝記録を「9」に伸ばした。

 これまでのクレイチコバは、主にダブルスでの活躍で知られていた。彼女はダブルスの元ナンバーワンで、カテリーナ・シニアコバ(チェコ)とのコンビでグランドスラムのタイトルを2つ獲得している。今回もペアを組んでいるふたりは、火曜日にダブルスの準々決勝をプレーする予定になっている。(APライター◎サミュエル・ペトレキン&アンドリュー・ダンプ/構成◎テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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