シフィオンテクの連続セット奪取と連覇への挑戦を終わらせたサカーリがグランドスラム4強の舞台へ [フレンチ・オープン]

写真はマリア・サカーリ(ギリシャ)(Getty Images)

今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月30日~6月13日/クレーコート)の女子シングルス準々決勝で、第17シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)がディフェンディング・チャンピオンで第8シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)を6-4 6-4で倒してベスト4進出を果たした。試合時間は1時間35分。

 秋に開催された昨年の大会でノーシードから1セットも落とさず1997年のイバ・マヨーリ(クロアチア)以来となる10代チャンピオンに輝いたシフィオンテクの連続セット獲得記録は「22」でストップし、タイトル防衛への挑戦も終焉を迎えた。

 ロラン・ギャロスに5年連続出場となる25歳のサカーリは、2度の3回戦進出がこれまでの最高成績(2018年、20年)だった。秋に開催された昨年は、3回戦でマルチナ・トレビザン(イタリア)に6-1 6-7(6) 3-6で敗れていた。サカーリは過去2度のグランドスラム4回戦を昨シーズンに経験していたが、いずれも上位シード勢に阻まれていた。

 両者は今回が初対戦。今シーズンのシフィオンテクは2月にアデレード(WTA500/ハードコート)でツアー2勝目を挙げ、今月には前哨戦のローマ(WTA1000/クレーコート)を制して初のトップ10入りを果たして今大会を迎えていた。

 今大会でのサカーリは1回戦で予選勝者のカタリナ・ザワツカ(ウクライナ)を6-4 6-1で、2回戦でジャスミン・パオリーニ(イタリア)を6-2 6-3で、3回戦で第14シードのエリース・メルテンス(ベルギー)を7-5 6-7(2) 6-2で、4回戦では前年の準優勝者で第4シードのソフィア・ケニン(アメリカ)を6-1 6-3で破って8強入りを決めていた。

 サカーリは次のラウンドで、ノーシードから勝ち上がってきたバーボラ・クレイチコバ(チェコ)と対戦する。クレイチコバは準々決勝で、第24シードのコリ・ガウフ(アメリカ)を7-6(6) 6-3で下しての勝ち上がり。(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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