オジェ アリアシムが準決勝へ、シャポバロフはチリッチに敗れる [メルセデス・カップ]
ATPツアー公式戦の「メルセデス・カップ」(ATP250/ドイツ・シュツットガルト/6月8~13日/賞金総額61万8735ユーロ/グラスコート)の男子シングルス準々決勝でひとりの新進気鋭のカナダ人プレーヤーが勝ってベスト4に進み、もうひとりは一歩届かなかった。
第3シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)は2つのタイブレークを制し、第6シードのユーゴ・アンベール(フランス)に7-6(5) 7-6(8)で競り勝った。オジェ アリアシムは第2セットのタイブレークで3つマッチポイントを決め損ね、最終的に3ポイントを連取して試合を決める前に2本のセットポイントを凌がなければならなかった。
この勝利でオジェ アリアシムは、サム・クエリー(アメリカ)に対する準決勝に駒を進めた。クエリーはワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した18歳のドミニク ステファン・ストリッカー(スイス)にセットを先取されたが、挽回して6-7(4) 7-6(4) 6-3で振りきって勝利をもぎ取った。
一方で第1シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)は、2014年USオープン優勝者のマリン・チリッチ(クロアチア)に対する接戦を5-7 6-7(3)で落とした。シャポバロフはこの日の2試合目をプレーしたため、厳しい試合になるかもしれないと思われていた。彼はこれに先立ち、前日に雨によりセットカウント1-1で順延となっていた2回戦でフェリシアーノ・ロペス(スペイン)を6-2 6-7(2) 6-3で退けていた。
チリッチの準決勝の相手は、ワイルドカードでの参戦から勝ち上がってきたユーリ・ロディオノフ(オーストリア)に決まった。世界ランク142位で22歳のロディオノフはこの日最後の試合で、第4シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)を3-6 6-3 7-6(4)で倒す番狂わせに成功した。
昨年の大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより、開催中止となっていた。(C)AP(テニスマガジン)
写真◎Getty Images
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