30回連続サービスキープ中のベレッティーニが地元優勝を目指すノリーと決勝で対決 [シンチ選手権]

写真はマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「シンチ選手権」(ATP500/イギリス・ロンドン/6月14~20日/賞金総額142万7455ユーロ/グラスコート)の男子シングルス準決勝が行われ、ファイナリストが出揃った。

 第1シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)は今週すでにふたりのイギリス人選手に勝っていたが、決勝でまたもイギリス人プレーヤーと対戦することになった。

 世界ランク9位のベレッティーニが同22位で第4シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)を6-4 6-4で退け、キャメロン・ノリー(イギリス)は第2シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)を7-5 6-3で下してそれぞれ決勝進出を決めた。地元選手のアンディ・マレー(イギリス)とダニエル・エバンズ(イギリス)を破って勝ち上がってきたベレッティーニは、今大会でまだ1セットも落としていない。

 ノリーは強力なサービスを武器とするベレッティーニをどうやって攻略するかについて、同大会で決勝に進出した最後の地元選手だった2016年大会優勝者のマレーと「話してみるよ」とジョークを言った。

 南アフリカで生まれてニュージーランドで育ち、アメリカの大学でプレーしたあとイギリスを代表することを選んだノリーは「彼のサービスは本当にパワフルだ。現時点でツアー最強のひとりでもあるよ」と語った。

「言うまでもなく僕にとって大きな大会で、ここまでプレーした中で最大の成功のひとつだ。明日はもうひとつ勝てるか見てみようじゃないか」

 シャポバロフは同日のより早い時間帯に、フランシス・ティアフォー(アメリカ)を6-3 6-4で倒していた。金曜日に始まった彼らの準々決勝は、第1セットが終わった時点で日没順延となっていた。

 フレンチ・オープン準々決勝で最終的に優勝したノバク・ジョコビッチ(セルビア)に敗れたあと、ベレッティーニは自分のサービスゲームを30回連続でキープし続けている。

「“サービス&最初のショット”という大きな武器を持っていることは自覚している。だからそれを使うときには本当に自信を持っているよ」とベレッティーニはコメントした。

「僕には今、もうひとつのステップが残されている。でも確かに、決勝進出自体が素晴らしい成果だけどね」

 昨年の大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより、開催中止となっていた。(C)AP(テニスマガジン)

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles