メディカルタイムアウトを巡ってトムヤノビッチとオスタペンコに遺恨 [ウインブルドン]

写真はアイラ・トムヤノビッチ(オーストラリア)(Getty Images)


 2年ぶりの開催となる今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月28日~7月11日/グラスコート)の女子シングルス3回戦で2017年フレンチ・オープン優勝者のエレナ・オスタペンコ(ラトビア)を4-6 6-4 6-2で下したあと、アイラ・トムヤノビッチ(オーストラリア)はオスタペンコとのちょっとした騒動に足を突っ込むことになった。

 第3セット0-4となったところでオスタペンコが腹筋の治療するためメディカルタイムアウトを取ってコートを離れる必要があったことについて、トムヤノビッチは嘘をついたと言ってオスタペンコを責めたのだ。

「彼女はケガしたと言うこともできるでしょうけど、本当にそうだったとは思わないわ。恥ずべき行為よ」とトムヤノビッチは非難した。

 ふたりは試合後のネット際で、侮辱的な言葉を交わし合った。

「あなたの態度はとても不愉快よ。あなたには敬意というものがまったくない」とオスタペンコが言い、トムヤノビッチは「よくそんなことが言えるわね」と返した。

 その少し前、メディカルタイムアウトを取ったときにオスタペンコは「痛みのために続けられない」と主審に訴えた。そこでトムヤノビッチが介入し、主審に「彼女が嘘ついているのは分かってるんでしょう? 皆が知っているわ」と主張した。

「彼女がまったく問題なさそうに見えることは考慮に入れるんでしょうね!?」

 オスタペンコはメディカルタイムアウトを許され、試合は12分遅れた。戻ってきたあとオスタペンコはブレークに成功したが、試合の結果を覆すには至らなかった。(APライター◎ハワード・フェンドリック/構成◎テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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