バーティ、サバレンカらウインブルドン女子ベスト8に6人の新顔
2年ぶりの開催となる今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月28日~7月11日/グラスコート)の大会7日目は、男女のシングルス4回戦各8試合などが行われた。
2018年決勝でセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)を倒して優勝したアンジェリック・ケルバー(ドイツ)は、第20シードのコリ・ガウフ(アメリカ)を6-4 6-4で退けた。風の強いコンディションの中で5回連続のブレークで始まったあと、ケルバーは最終的により安定性のある選手として浮上した。
序盤でいかに双方の調子がおかしかったかを見せる物差しは、最初の23ポイントうちその半数以上にあたる14ポイントがアンフォーストエラーだったということだ。試合開始後15分でフォアハンドをネットにかけてふたたびブレークされたガウフは、2-3とリードされたあとラケットでふくらはぎを叩いた。
「がっかりの結果よ。もっといいプレーができることは分かっている。でもこの経験は、もっと練習してより強くなって戻ってくるためのモティベーションを与えてくれるわ」とガウフは語った。
女子はベスト8が出揃い、準々決勝では第1シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)がアイラ・トムヤノビッチ(オーストラリア)と、第2シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)が第21シードのオンス・ジャバー(チュニジア)と、第8シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)がビクトリヤ・ゴルビッチ(スイス)と、第19シードのカロリーナ・ムチョバ(チェコ)は第25シードのケルバーと対戦することになった。
8人のうちバーティ、サバレンカ、プリスコバ、ジャバー、ゴルビッチ、トムヤノビッチの6人がウインブルドンでのベスト8進出は初めてのこととなる。サバレンカ、ゴルビッチ、トムヤノビッチにとっては初のグランドスラム8強入りで、28歳のゴルビッチに関してはこれまで一度も四大大会で3回戦を超えたことがなかった。(APライター◎ハワード・フェンドリック/構成◎テニスマガジン)
写真◎Getty Images
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