18歳ラドゥカヌのウインブルドンでの疾走は呼吸困難によるリタイアで終焉

2021-07-06

18歳ラドゥカヌのウインブルドンでの疾走は呼吸困難によるリタイアで終焉

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写真は第2セットの途中でメディカルタイムアウトを取って医師と話をするエマ・ラドゥカヌ（イギリス）（Getty Images）

　2年ぶりの開催となる今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」（イギリス・ロンドン／本戦6月28日～7月11日／グラスコート）の女子シングルス4回戦で、18歳のエマ・ラドゥカヌ（イギリス）はアイラ・トムヤノビッチ（オーストラリア）との対戦の途中で呼吸困難のため棄権を強いられた。

　プレーをやめたとき、ラドゥカヌは4-6 0-3でリードされていた。

　ワイルドカード（主催者推薦枠）で出場した世界ランク338位のラドゥカヌにとってこれは初のグランドスラム本戦というだけでなく、ツアーレベルでも2度目のメインドローをプレーしているところだった。ウインブルドン2週へ目の進撃の過程で、彼女はイギリス中のファンを虜にした。

　これにより世界75位のトムヤノビッチは、初のグランドスラム大会準々決勝進出を決めた。ラドゥカヌは第2セットでメディカルタイムアウトを取り、そのまま試合が再開されることなく棄権することになった。試合はその夜、屋根を閉じた1番コートで行われていた。

　ラドゥカヌの体にどのような問題が起きたのか、すぐには明らかにされなかった。彼女はトレーナーを呼んだあとコートを離れて治療のためロッカールームに行き、その少しあとに主審からラドゥカヌがプレーを続けられないことが告げられた。

「ショックを受けているし、間違いなくほろ苦いあと味だわ。リタイアを決めなければならないということは、エマが本当に酷く体を痛めているはずだから」とトムヤノビッチはコメントした。

　トムヤノビッチは火曜日に行われる同胞対決となる準々決勝で、第1シードのアシュリー・バーティ（オーストラリア）と対戦する。(C)AP（テニスマガジン）

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写真◎Getty Images

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