プリスコバが4つのグランドスラム大会すべてで準決勝に進出「今日はすべてがかなりうまく機能した」 [ウインブルドン]

写真はカロリーナ・プリスコバ(チェコ)(Getty Images)


 2年ぶりの開催となる今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月28日~7月11日/グラスコート)の女子シングルス準々決勝が行われ、ボトムハーフ(ドローの下半分)からはアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)とカロリーナ・プリスコバ(チェコ)がベスト4に駒を進めた。

 第2シードのサバレンカが第21シードのオンス・ジャバー(チュニジア)を6-4 6-3で倒して今季の女子ツアー最多となるマッチ34勝目をマークし、第8シードのプリスコバはノーシードから勝ち上がってきたビクトリヤ・ゴルビッチ(スイス)を6-2 6-2で退けた。

 火曜日は大会開始以来、収容人数いっぱいの観客動員が許された最初の日だった。大会序盤には新型コロナウイルス(COVID-19)に関する規制のため、観客は収容可能な人数の50%に留められていたのだ。

 午後の大部分で雨が降っていたためシングルスの試合は屋根を閉じたセンターコートと1番で行われ、観客たちはマスクをつけずに観戦することを許されていた。オールイングランド・クラブによれば、スタジアムの換気システムのおかげで屋外施設と同じコンディションを生み出せるのだという。

 2016年USオープン決勝でアンジェリック・ケルバー(ドイツ)に敗れて準優勝だったプリスコバは試合中のある時間帯にサービスからの26ポイント26のうち24本を取り、8本のサービスエースを決めて直面した3つブレークポイントをすべてセーブした。

 この勝利でプリスコバは、4つのグランドスラム大会すべてで準決勝に進出したことになる。

「今日はすべてがかなりうまく機能していたわ」とファーストサービスで平均時速171kmとゴルビッチより33km速かったプリスコバは振り返った。

 今大会でのプリスコバはここまでの5試合で3度しかサービスゲームをブレークされておらず、1セットも落としていなかい。しかし彼女はまだ世界ランク47位以上の選手と対戦していないため、テストはこれからやってくる。(APライター◎ハワード・フェンドリック/構成◎テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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