単複で生涯グランドスラムを達成したシャーリー・フライが94歳で逝去
1950年代に3つのグランドスラム大会に連続で優勝し、生涯グランドスラムを成し遂げた国際テニス名誉の殿堂メンバーであるシャーリー・フライ アービン(アメリカ)が94歳で亡くなった。
アメリカのフロリダ州ネイプルズに住んでいた彼女の死は火曜日、1970年に彼女が入会した国際テニス名誉の殿堂によって確認された。
現役時代にシャーリー・フライの名でプレーしていた彼女は、1951年フレンチ・オープン決勝で友人でありダブルスパートナーのドリス・ハート(アメリカ)を破ってグランドスラム初タイトルを獲得した。
28歳だった1956年にワイトマンカップ(1923年から89年まで開催されていた女子テニスの英米対抗戦)でアメリカ代表になるよう招待された彼女は引退を取り消して復帰し、そのあと続けて3つ連続でグランドスラム大会を制した。その同じ年に彼女はウインブルドンと全米選手権(現USオープン)、そして翌年の1957年にオーストラリア選手権(現オーストラリアン・オープン)でも栄冠に輝いて生涯グランドスラムを達成したあとふたたび引退した。
引退後の彼女はカール・アービン氏と結婚し、4人の子供をもうけた。
フライはまた、グランドスラム大会のダブルス種目で13のタイトルを獲得した。彼女は1946年から56年まで、9度に渡って1年を世界ランク10位以内で終えた。
オハイオ州アクロンで育ったフライは14歳だった1941年に初めて全米選手権でプレーし、それから16大会連続で出場した。彼女は四大大会のすべてでシングルスのチャンピオンとなった10人の女子プレーヤーのひとりだが、ダブルスでも同じことを達成したのは彼女を含めて女子では5人しかいない。(C)AP(テニスマガジン)
写真◎Getty Images
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