「ギリシャの人々へ誇れるものを届けたい」オリンピック2回戦勝利のサカーリ [東京2020]

2回戦でニーナ・ストヤノビッチ(セルビア)を倒したマリア・サカーリ(ギリシャ)(Getty Images)


 1年遅れでの開催となる世界的なスポーツの祭典「東京オリンピック2020テニス競技」(東京都江東区・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園コート/7月24日~8月1日/ハードコート)の女子シングルス2回戦で、第14シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)がニーナ・ストヤノビッチ(セルビア)を6-1 6-2で下してベスト16に進出した。

 サカーリは前日の7月25日に26度目の誕生日を迎えたばかりだった。

「今日の勝利はこの26年間でもらったプレゼントの中でも最高のものだった。こんなところで誕生日を迎えられるなんて、この先もう二度とないと思う。ギリシャチームや仲間たちと一緒に祝えるなんて珍しいことだし、凄くよかった。彼らは昨日、素敵なサプライズを用意してくれたの。とても特別な誕生日になった」

 今大会は、2019年のホップマンカップでもペアを組んだステファノス・チチパス(ギリシャ)とのミックスダブルスにも出場する。

「一度組んたことがあるし、凄くいい成績を残した。お互いのことをよく分かっているし、2年半前に比べてどちらもかなりレベルアップしている。一緒に戦うことへのモティベーションも高い。メダルを獲れるとは言いきれないけど、全力を尽くしてチャンスを掴みたい」

 ギリシャを代表することの意味。

「ギリシャはオリンピック発祥の地だから、国を代表してここにいることは私の夢が叶ったということ。私はギリシャを愛しているし、どんな大会も国のために戦っているけど、この大会はやはり特別なもの。ギリシャの人々に勝利、プライドと皆で誇れるものを届けたいと思う」

 サカーリは3回戦でアイラ・トムヤノビッチ(オーストラリア)とエレナ・スビトリーナ(ウクライナ)の勝者と対戦する。(テニスマガジン)

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles