スイスに4大会連続のメダルをもたらしたベンチッチがオリンピックの単複で決勝に進出した5人目のプレーヤーに [東京2020]

写真はベリンダ・ベンチッチ(スイス/右)とビクトリヤ・ゴルビッチ(スイス)(Getty Images)


 1年遅れでの開催となる世界的なスポーツの祭典「東京オリンピック2020テニス競技」(東京都江東区・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園コート/7月24日~8月1日/ハードコート)の女子シングルス準決勝が行われ、ベリンダ・ベンチッチ(スイス)とマルケタ・ボンドルソバ(チェコ)が金メダルをかけて対決することになった。

 第9シードのベンチッチが第15シードのエレナ・リバキナ(カザフスタン)を7-6(2) 4-6 6-3で倒し、2019年フレンチ・オープン準優勝者のボンドルソバは第4シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)を6-3 6-1で退けた。

 ビクトリヤ・ゴルビッチ(スイス)とのペアで女子ダブルスでも勝ち残っていたベンチッチはラウラ・ピゴッシ/ルイーザ・ステファニー(ブラジル)を7-5 6-3で下し、1988年にテニスが五輪競技に戻ってから同じオリンピックの単複で決勝に進出した5人目のプレーヤーとなった。彼女のほかにそれをやってのけたのはセレナ&ビーナスのウイリアムズ姉妹(アメリカ)、アンディ・マレー(イギリス)、ニコラス・マスー(チリ)だけだ。

「メダルを獲れるなんて素晴らしいわ。まだ終わっていないけど、今はこの瞬間を本当に楽しむことができる」とベンチッチはダブルスに向かう前に話していた。

 この結果、スイスは4大会連続でテニス競技のメダルを確実にした。2008年北京オリンピックでロジャー・フェデラー(スイス)とスタン・ワウリンカ(スイス)が男子ダブルスで金メダルに輝き、2012年ロンドン五輪でフェデラーが男子シングルスで銀メダルを獲り、2016年リオデジャネイロ五輪ではマルチナ・ヒンギス(スイス)とティメア・バシンスキー(スイス)が女子ダブルで銀メダルを獲得していた。

 フェデラーは東京オリンピック開始の1週間前、グラスコートシーズン中に膝の問題がぶり返したことを理由に不参加を表明した。そのため2019年USオープン準決勝進出者のベンチッチは東京五輪に出場している中でもっとも実績のあるスイス人選手となり、彼女の躍進がスイス国民にとって励みになっている。

 3回戦で第2シードの大坂なおみ(日清食品)を倒して勝ち上がってきたボンドルソバは、1回戦以来一度もセットを落としていない。

「なおみを倒してから、私はいいプレーをしているから多分もっと上までいけると思い始めたの。そして私は今、決勝に進出した」とボンドルソバはコメントした。

 また女子ダブルスではフレンチ・オープン優勝ペアで第1シードのバーボラ・クレイチコバ/カテリーナ・シニアコバ(チェコ)がベロニカ・クデルメトワ/エレナ・ベスニナ(ロシア)に6-3 3-6 [10-6]で競り勝ち、ベンチッチ/ゴルビッチと金メダルを争うことになった。(APライター◎アンドリュー・ダンプ/構成◎テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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