「世界トップ2を倒しての銅メダルは最高の気分」3位決定戦を制したカレーニョ ブスタ [東京2020]

ノバク・ジョコビッチ(セルビア)を倒し、喜びの余りコート上に倒れ込んだパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)(Getty Images)


 1年遅れでの開催となる世界的なスポーツの祭典「東京オリンピック2020テニス競技」(東京都江東区・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園コート/7月24日~8月1日/ハードコート)の男子シングルス3位決定戦で、第6シードのパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)が第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)を6-4 6-7(6) 6-3で倒して銅メダルを獲得した。

「今の気持ちをどう表現していいか分からない。銅メダルを獲れて素晴らしい気持ちだ。タイトルではないとしてもね。国を代表して、スペインにいる人々を代表して戦うことで、こんな感情になったのは初めてた。メダルを獲りにここへ来た。準決勝で負けたあとに、ここでは世界ナンバーワン相手に戦い続けた。第2セットを落としたけど、最後まで諦めずに戦った」

 勝利へのカギ。

「前日の敗戦のことを考えないようにして、3位決定戦に集中した。今大会で見せてきたパフォーマンスを今日も見せられた。サービスはそこまでスピードを上げなかったけど、いいコースに決められた。ノバクに勝つには100%の力を出さなければならない。自分の戦術、すべきことに集中した。最後、試合をどう終わらせればいいのか分からなかった。感情が高ぶり、最後のポイントでは物凄くプレッシャーが圧し掛かってきた。何試合戦ってきたのか分からないけど、最後に勝ったのは信じられない気持ちだ」


両手を上げて笑顔で勝利を祝ったカレーニョ ブスタ

 銅メダルの意味。

「今までにない最高の気分だ。過去にデビスカップで優勝して、ツアーでも何度か優勝してきた。グランドスラムでベスト4にも残ったことがある。でも、今の気持ちはそれとは比べられないほど素晴らしい。準々決勝で世界ナンバー2(ダニール・メドベージェフ/ロシア)に勝ち、今日の試合では世界ナンバーワンに勝った。信じられないほど凄いことなんだ」(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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