「ウクライナ全体にとっても特別なメダル」3位決定戦を制したスビトリーナ [東京2020]

3位決定戦で勝利を決め、思わずコートに倒れ込んだエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)(Getty Images)


 1年遅れでの開催となる世界的なスポーツの祭典「東京オリンピック2020テニス競技」(東京都江東区・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園コート/7月24日~8月1日/ハードコート)の女子シングルス3位決定戦で、第4シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)が第15シードのエレナ・リバキナ(カザフスタン)を1-6 7-6(5) 6-4で倒して銅メダルを獲得した。

「気分はアメージング。ここに来る前の目標は金メダルだった。準決勝で敗れてから、ふたたびすべてを持ち直して世界有数の選手と戦うのは、とんでもなく難しいことだった。これほど大きなバトルを制して銅メダルを獲得するのは、自分にとってすべてを意味する。ウクライナの皆が観てくれている。ウクライナはたくさんメダルが獲れる国ではないから、私にとっても国全体にとっても物凄く特別なメダルになる」


銅メダルを手に笑顔を見せるスビトリーナ

 7月は結婚もあり、忙しかった。

「この数週間はすごく特別なもので、同時に大変だった。ウインブルドンで2回戦敗退後は物凄く落ち込んでいた。挙式の数日前になっても落ち込んでいたほど。人生の問題ではなく、テニスの面で。物凄くハードに追い込んでいたのに、自分が思うような結果が出なかった。うまくいかないときでも私を支えて、背中を押してくれる人々がいることに本当に感謝している。この数ヵ月はいいこともたくさんあったけど、同時にタフなこともたくさんあった」(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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