「この3日間は携帯をオフにしてた」金メダル獲得のベンチッチ [東京2020]

優勝インタビューに答えるベリンダ・ベンチッチ(スイス)(Getty Images)


 1年遅れでの開催となる世界的なスポーツの祭典「東京オリンピック2020テニス競技」(東京都江東区・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園コート/7月24日~8月1日/ハードコート)の女子シングルス決勝で、第9シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス)がマルケタ・ボンドルソバ(チェコ)を7-5 2-6 6-3で振りきり金メダルに輝いた。

「夢が叶って本当にうれしい。ここで起きたことに言葉がない。これまで最高の栄誉で、今後もこれを超えるようなものはない。だから、何も言葉が見つからない。準決勝に進んだ選手、エリナ・スビトリーナ(ウクライナ)、マルケタ・ボンドルソバ(チェコ)、エレナ・リバキナ(カザフスタン)は皆ここに立つ実力のある選手。スポーツはときに残酷で、ときにとても美しい。このオリンピックで自分が頂点に立てて、本当にうれしいし感謝している」

 友人や家族へのメッセージ。

「ラスト3日間は携帯の電源をオフにした。もし、返事をしてなかった人がいたらごめんなさい。家族からのメッセージは何物にも代えがたいもの。彼らはいつも私にすべてのサポートをくれた。このメダルは私をサポートしてくれるチームの皆への感謝にもなると思う」

 マルチナ・ヒンギス(スイス)やロジャー・フェデラー(スイス)のようなレジェンドができなかったことを達成した。

「2人のためにも達成したという気分。彼らはそれぞれのキャリアの中で多くのことを達成した。自分が2人の成し遂げたことができるか分からない。2人に捧げる勝利でもある」

 フェデラーからメッセージが届いた。

「試合前に、私の夢を実現するのに完璧な日だというメッセージが届いた。本当にうれしいし、その通りになった。これを言い当てた彼は凄い。彼はスイスの選手みんなをサポートしてくれている。彼のサポートは物凄い力になるから、彼の勝利でもある」


金メダルに満面の笑みがこぼれるベンチッチ

 第3セットでトレーナーを呼んだ理由。

「足の爪が割れたの。初めてのことじゃないから、慣れてはいるんだけど」

 現在の気持ち。

「オリンピックに来られて本当にうれしい。ここでもし引退したとしても、物凄く満足だし、ハッピー。私が今日成し遂げたことは誰にも奪われることはない。この大会を実現してくれた皆さんに感謝している」

 この試合を見ていた子供たちへのメッセージ。

「次世代の選手たちをインスパイアできると考えるだけでも素晴らしい。こんなことが起きるなんて夢にも思わなかった。一番大事なことは自分の中に平穏を保つこと。キャリアを終えたときに、自分が何を達成したのかは関係ない。自分に対して自分がどう思えるかが一番大事なの」

 ダブルスの決勝が残っている。

「物凄く楽しみ。すべてのエネルギーをつぎ込む。人生最後の試合だと思って戦う。2つのメダルを獲得できるのは本当に素晴らしい。2個目が何色になるかはまだ分からないけど。ビクトリヤ・ゴルビッチ(スイス)と一緒にファイトして試合を楽しみたい。何故なら、これは一生の思い出になるから」(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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