ムゼッティが『バブル』の外に出たため出場不可に [国立銀行オープン]

写真はアビエルト・メキシカーノ・テルセルでのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)(Getty Images)


 テニスカナダ(カナダテニス協会)とATPツアーは土曜日、世界ランク60位のロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)がカナダ・トロントで開催される国立銀行オープンに出場できなくなったと発表した。

 ムゼッティは同大会に予選から出場する予定だったが、選手やチームのスタッフが新型コロナウイルス(COVID-19)に感染しないように設置された『バブル』と呼ばれる衛生面で管理下に置かれた環境を離れたためにドローから外された。

 6月にフレンチ・オープンでグランドスラム大会デビューを果たした19歳のムゼッティは、3試合に勝ってベスト16に進出した。彼は4回戦で世界ナンバーワンのノバク・ジョコビッチ(セルビア)を2セットアップと追い込んだが、最終的に腰の痛みとケイレンのため7-6(7) 7-6(2) 1-6 0-6 0-4となった時点でリタイアした。

 テニスカナダとATP(男子プロテニス協会)によれば、コロナ禍で大会を開催することを許可したカナダ公衆衛生庁からの承認書の中には「管理された環境を離れた者はCOVID-19のプロトコルに違反したことになり、大会でプレーするために会場に戻ることはできない」と記されている。

 予選ドローでムゼッティがいた場所には、繰り上がり出場のマックス・パーセル(オーストラリア)が入ることになった。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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