足のケガに苦しむナダルがシンシナティの大会も欠場へ

写真はシティ・オープンに向けて会場で練習中のラファエル・ナダル(スペイン)(Getty Images)


 ここ数ヵ月に渡って煩わされている左足のケガのため火曜日に今週開催されているトロントの大会への出場を取り消したラファエル・ナダル(スペイン)がその翌日、今度はシンシナティの大会を欠場すると発表した。

 グランドスラム大会を20回制したナダルがこの決定を下したことで、彼がUSオープン前にプレーする可能性はかなり低くなった。ナダルは昨年のUSオープンに出場しなかったが、最後にプレーした2019年には優勝を遂げていた。

 同日にはナダル以外にも、踵のケガを抱えているミロシュ・ラオニッチ(カナダ)も出場を取り消した。またこれ以前にもノバク・ジョコビッチ(セルビア)、ロジャー・フェデラー(スイス)、ソフィア・ケニン(アメリカ)、セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)、ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)といったスター選手が欠場を決めていた。

 先週のワシントンDCでプレーしたナダルは初戦でジャック・ソック(アメリカ)に第3セットのタイブレークを制して勝ったが、2試合目でロイド・ハリス(南アフリカ)に3セットで敗れていた。35歳のナダルはそこでも、足の問題に煩わされていた。

 それは彼にとって、2ヵ月ぶりの大会出場だった。6月11日にフレンチ・オープン準決勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア)に敗れたあと、ナダルはケガのためにウインブルドンと東京オリンピックを欠場して3週間ほど練習もできなかった。

 ウェスタン&サザン・オープンはアメリカ・オハイオ州シンシナティで土曜日から予選が始まり、今年最後のグランドスラム大会であるUSオープンは8月30日に開幕する予定になっている。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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