ジョルジがキャリア最大のタイトルを獲得、プリスコバは決勝4連敗 [国立銀行オープン]

写真はキャリア最大のタイトルを獲得したカミラ・ジョルジ(イタリア)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「国立銀行オープン」(WTA1000/カナダ・ケベック州モントリオール/8月9~15日/賞金総額183万5490ドル/ハードコート)の女子シングルス決勝で、カミラ・ジョルジ(イタリア)が第4シードでウインブルドン準優勝者のカロリーナ・プリスコバ(チェコ)を6-3 7-5で退けWTA1000の大会では初となるタイトルを獲得した。

 世界ランク71位のノーシード選手としてこの大会に臨んだジョルジは、強力なサービスを駆使して世界6位のプリスコバに対抗した。ジョルジはこの試合でファーストサーブからのポイントを71%取り、7本のサービスエースを奪った。

 ジョルジは第1セットでプリスコバのサービスゲームを破って4-3とリードして流れを掴み、対照的にプリスコバはラケットをコートに投げつけた。最後のゲームをブレークして試合を終わらせたとき、ジョルジの目から涙が溢れた。

 今大会でのジョルジは1回戦で第9シードのエリース・メルテンス(ベルギー)を6-3 7-5で、2回戦でナディア・ポドロスカ(アルゼンチン)を6-2 6-4で、3回戦で第7シードのペトラ・クビトバ(チェコ)を6-4 6-4で、準々決勝で第15シードのコリ・ガウフ(アメリカ)を6-4 7-6(2)で、準決勝ではジェシカ・ペグラ(アメリカ)を6-3 3-6 6-1で倒して決勝進出を決めていた。

 またしても準優勝に終わったプリスコバは、ウインブルドン決勝でアシュリー・バーティ(オーストラリア)に3セットの戦いの末に敗れたとき以来となるツアー公式戦をプレーしていた。プリスコバはツアー16勝目を挙げた2020年ブリスベン以来、決勝で4連敗となった。

 前週のサンノゼと同じカードとなったダブルス決勝では、第5シードのガブリエラ・ダブロウスキー(カナダ)/ルイーザ・ステファニー(ブラジル)が第6シードのダリヤ・ユラク(クロアチア)/アンドレア・クレパーチ(スロベニア)を6-3 6-4で下して同ペアでの初優勝を飾った。

 昨年の大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより、開催中止となっていた。(テニスマガジン)


女子ダブルスでコンビ初優勝を飾ったガブリエラ・ダブロウスキー(カナダ/左)とルイーザ・ステファニー(ブラジル)(Getty Images)

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写真◎Getty Images

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