優勝歴2回のビーナス・ウイリアムズがUSオープンにワイルドカードで出場

写真は2020年USオープンでのビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)(Getty Images)


 過去2度タイトルを獲得したビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)が水曜日にワイルドカード(主催者推薦枠)を受け取り、今年もUSオープンに戻ってくることになった。

 グランドスラム大会のシングルスで7度優勝した実績を持つ41歳のビーナスは、2000年と01年にフラッシングメドウで栄冠に輝いていた。しかし現在の彼女は世界ランクを112位まで落としており、本戦ストレートインできるトップ104の圏外にいた。

 左手首のケガでプレーできなかった2006年以来、ビーナスは常にUSオープンには出場してきた。彼女がそこで最後に上位進出したのは、4強入りした2017年のこととなる。

 全米テニス協会(USTA)はまた、過去にベスト4に進出したがあるココ・バンダウェイ(アメリカ)にもワイルドカードを与えた。バンダウェイもここ数年ケガに苦しんでおり、現在のランキングは160位となっている。

 女子ではそれ以外にもキャサリン・マクナリー(アメリカ)、ヘイリー・バティスト(アメリカ)、ケイティ・ボリネッツ(アメリカ)のティーンエイジャー3人に加え、20歳でNCAAチャンピオンのエマ・ナバーロ(アメリカ)と17歳のアシュリン・クルーガー(アメリカ)がワイルドカードを受け取った。クルーガーはUSTAナショナル選手権の女子18歳以下を制し、この権利を勝ち取った。

 男子ではともに20歳のジェンソン・ブルックスビー(アメリカ)とブランドン・ナカシマ(アメリカ)が、この夏の好成績によりワイルドカードを授与された。本戦出場者は7月19日付のランキングで決められたが、ふたりは今やダイレクトインが可能なトップ100に入っている。

 一時は世界8位にまで上がったジャック・ソック(アメリカ)はそれ以来ケガに苦しんでおり、今回はエルネスト・エスコビード(アメリカ)とエミリオ・ナバ(アメリカ)とともにワイルドカードで参戦することになった。

 NCAAシングルス優勝者のサム・リフィス(アメリカ)とUSTAナショナル選手権男子18歳以下チャンピオンのザカリー・スワイダ(アメリカ)もまた、オーストラリア枠のマックス・パーセル(オーストラリア)とストーム・サンダース(オーストラリア)とともに8月30日から始まる本戦への出場権を獲得した。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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