“イギリスの新しいお気に入り”18歳ラドゥカヌが初参戦のUSオープンで予選から12セット連取の快進撃

写真は予選から12セット連取の快進撃で16強入りを決めた18歳のエマ・ラドゥカヌ(イギリス)(Getty Images)


 今年最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月30日~9月13日/ハードコート)の大会6日目は、トップハーフ(ドローの上半分)の男女シングルス3回戦などが行われた。

 エマ・ラドゥカヌ(イギリス)は初参戦USオープンでストレート勝ちを重ねて16強入りを決め、快進撃を続けている。ラドゥカヌは土曜日にサラ・ソリベス トルモ(スペイン)を6-0 6-1で下し、4回戦でシェルビー・ロジャーズ(アメリカ)と対戦することになった。

 大方のファンは彼女がそこで世界ランク1位のアシュリー・バーティ(オーストラリア)と対決することを予想していたが、第1シードのバーティはナイトセッションで熱戦の末にロジャーズに2-6 6-1 6-7(5)で敗れていた。

 カナダで生まれイギリスを代表するラドゥカヌは18歳でグランドスラム大会デビューを果たしたウインブルドンで2週目まで勝ち進んで注目を集めたあと、USオープンでの活躍でそれがまぐれでなかったことを証明して見せた。

 ここまでのラドゥカヌは予選での3勝と本戦での3勝を含め、ニューヨークでプレーした12セットのすべてを取っている。彼女はソリベス トルモに対する3回戦で、29本のウィナーを記録した。

「私は凄くいいプレーをしているわ。サラが非常に厳しい相手であることは知っている。だから私はすべてのポイントに全力で取り組んだの。高いレベルを最後まで保ち続けられて満足よ」と試合後にラドゥカヌはコメントした。

 この日の戦略についてラドゥカヌは「コーナーを厳しくついていかなければならないことはわかっていた。彼女とラリーを続けたら後手に回ってしまうから」と説明し、「今日の私はこの姿勢で臨み、エラーよりも多くのウィナーを決めたのよ」と締めくくった。(APライター◎ダン・ゲルストン/構成◎テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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