「ジョン・マッケンローが5連敗する相手などいない!」通算4連敗となった世界選抜が大会後に語る [レーバー・カップ2021]
2021年9月24日(金)から26日(日)にアメリカ・ボストンで開催された男子テニスの団体戦「レーバー・カップ2021」で、ビヨン・ボルグ(スウェーデン)率いる欧州選抜が14-1でジョン・マッケンロー(アメリカ)率いる世界選抜に圧勝した。大会を終えたあと、敗れた世界選抜のキャプテンを務めたマッケンローと7選手が語った。
ジョン・マッケンロー(アメリカ)(Getty Images)
■ジョン・マッケンロー(アメリカ)
「ベストを尽くした。うちは疑いようもなく素晴らしいチームだった。チームスピリットもあった。いくつか結果が逆になっていれば、相手にもっとプレッシャーをかけられたはず。足りなかった。4度のタイブレークを落とした。半分でも取れていれば違った展開になったはずだ。ベストを尽くしたが、足りなかった」
ニック・キリオス(オーストラリア)(Getty Images)
■ ニック・キリオス(オーストラリア)
「結果はとても残念だ。でも皆で楽しくプレーできた。新たに出場したライリー・オペルカ(アメリカ)とキャスパー・ルード(ノルウェー)は素晴らしいデビューとなった。素晴らしいパフォーマンスだった。ジョンが言ったように数ポイントの差でまったく違う展開にもなった。でも結果は結果。この大会で楽しめたことがいい思い出になる。今後はもうこの大会に出場しないつもりだ。今週は全力を尽くした。次のレーバー・カップは自宅のテレビで観戦することになるだろう。特別なイベントだった。ロジャー(フェデラー/スイス)が観戦している中、こんな素晴らしい選手たちと戦えるのは特別なこと。まだ勝利チームの一員になったことがないのは残念。今後変化が起きるだろう。チーム・ワールドは必ず大きな壁を乗り越えるはず。少なくとも1度や2度はね。レーバー・カップの舞台に立つのは本当に楽しい。昨日、ジョン・イズナーとのダブルスで勝てなかったのが残念。この大会で初めて負けたダブルス戦だった。4大会を世界中のコートで戦い、素晴らしい経験だった。ジョニー・マックとも知り合うことができた。他の素晴らしい選手とも知り合えた。素晴らしい経験になった。でも、自分よりも実力のある若手が出てきている。彼らのほうが多彩で身体能力も高い。俺はいい経験をしたが、今は終わったと感じている。過去のレーバー・カップでは素晴らしい試合ができたと思う。ロジャーをマッチポイントまで追い詰めた素晴らしい勝負をした。俺の仕事は終わった。シャポ、フェリックスは今後長年チームの力になるだろう。彼らに期待している。俺は自分の持てるすべてをチームのために出してきたつもりだ」
ジョン・イズナー(アメリカ)(Getty Images)
■ジョン・イズナー(アメリカ)
「楽しい大会だった。もっと接戦になることを期待していた。でも、いい思い出がまったくない訳ではない。金曜日に皆がシングルス、ダブルスで戦っているのを観るのは素晴らしいものだった。ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)対アンドレイ・ルブレフ(ロシア)の試合は本当に見ていてドキドキした。素晴らしい雰囲気の中で素晴らしいテニスが披露された。僕とデニスがダブルスで1勝挙げたのは素晴らしかった。初日を終えて、今大会間違いなく勝てると思った。相手が素晴らしいチームだった。大差がついてしまった」
ライリー・オペルカ(アメリカ)(Getty Images)
■ライリー・オペルカ(アメリカ)
「ジョンが言ったように結果はついてこなかったが、いい思い出は残る。ジョン・イズナーは子供の頃いつも憧れていたヒーロー。彼らのダブルス勝利で形勢が逆転できると思った。そのあとにアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と死闘を演じた。ジョニー・マックと同じ時間を共有できたのは特別なもの。テニス史上一番格好いい選手のひとりだ。今大会の一番のハイライトはロジャーが登場したとき。画面にその姿が映し出されると観客が狂ったように喜んでいた。ひとりであれほど会場全体の雰囲気を変えられる存在感は物凄い。こんなことができる男は世界に数えるほどしかいない。最後にもう一度ジョニー・マックに感謝したい。おかげで素晴らしい友人たちと素晴らしい時間を過ごすことができた」
デニス・シャポバロフ(カナダ)(Getty Images)
■デニス・シャポバロフ(カナダ)
「皆が言った通りだ。チームとして素晴らしい思い出が残る。素晴らしい融合だった。ベンチにいる時間も本当に楽しかった。こちらが勝ってもおかしくない競った試合が多く、それを少しでも取れていれば、もう少し自信を得て戦い、違った結果を出せたのではないかと思う。大きなリードを先に奪われ、そこから形勢を逆転するのが難しかった」
ジャック・ソック(アメリカ)(Getty Images)
■ジャック・ソック(アメリカ)
「この数日マスクをしたままベンチから叫び過ぎたせいで、少し声が枯れてしまったよ。僕はチーム戦が大好きなんだ。ベンチにいるのも、味方の選手を応援するのも大好きだ。こんな凄いメンバーとチームメイトになれるのはなかなかない機会。地元アメリカの観衆の前で皆と戦うのは素晴らしい経験だった。ベンチからできることはすべてやった。皆も素晴らしいテニスを見せた。大事な場面で取れなかったのが残念。ここにいられること、参加できたことをとても喜んでいる」
ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)(Getty Images)
■ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)
「特別なチームメイトたちと戦えたことは素晴らしい経験になった。観客の皆も凄く盛り上げてくれた。今大会は相手が強すぎた。皆といろんな話をしたけど、それはここでは披露できないよ。僕らは何年も前から知っている。毎週のように戦ってきた相手だ。そんな選手たちとひとつのチームになって戦うレーバー・カップは本当に特別なものだ」
フェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)(Getty Images)
■フェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)
「今回初出場だけど、ここでプレーできたことは素晴らしい経験になった。僕はベストを尽くし、チームの皆もベストを尽くした。いつかはわからないけど、間違いなく僕らがカップを手にする日がくるよ。希望も自信もある。試合の雰囲気は素晴らしかった。皆に感謝している」
ズベレフ対イズナー戦で盛り上がる世界選抜チーム(Getty Images)
(テニスマガジン)
写真◎Getty Images
Pick up
-
2024-12-12
サービス第二弾!テニス丸ごと一冊サービス [技術の修正](堀内昌一 著)12月25日(水) 書籍&電子書籍同時発売
テニス丸ごと一冊サービス [技術の修正](堀内昌一 著)20
-
2024-12-12
テニスマガジン今後の予定(部活および新刊情報)
CHECK1テニスマガジンONLINEテニス界の最新情報を毎
-
2024-10-08
テニス丸ごと一冊サービス[増補版] QRコード(動画)付(堀内昌一 著)書籍&電子書籍
「テニスマガジン」のサービス特集をきっかけに、MOOK「テニ
-
2024-05-03
『テニスフィジバト道場』(横山正吾 著)テニスプレーヤーのための最新フィジカルトレーニング
Tennis Magazine extraシリーズテニスプレ
-
2024-02-05
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(荒木尚子/著)
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(
-
2023-04-03
『テニスの心理学~“心”技体を鍛えてメンタルタフになれ!』(佐藤雅幸著)
Tennis Magazine extraシリーズの最新刊『
Related
-
2021-09-27
欧州選抜が14ー1で世界選抜に圧勝[レーバー・カップ2021]
-
2021-09-26
シングルス6連勝の欧州選抜が11対1と大量リード、大会後に帰国予定のキリオスは今後の不参加を示唆 [第4回レーバー・カップ]
-
2021-09-25
「マッケンローは凄くポジティブ。思ったことをはっきり言ってくれる」初日第1試合でルードに敗れたオペルカ [レーバー・カップ2021]
-
2021-09-25
「ロジャーへの大歓声でゾクゾクした!」第1試合でオペルカを倒したルード [レーバー・カップ2021]
-
2021-09-27
~2017年に創設された『欧州選抜vs世界選抜』のチーム対抗戦~第4回レーバー・カップ|PHOTOアルバム
Pick up
-
2024-12-12
サービス第二弾!テニス丸ごと一冊サービス [技術の修正](堀内昌一 著)12月25日(水) 書籍&電子書籍同時発売
テニス丸ごと一冊サービス [技術の修正](堀内昌一 著)20
-
2024-12-12
テニスマガジン今後の予定(部活および新刊情報)
CHECK1テニスマガジンONLINEテニス界の最新情報を毎
-
2024-10-08
テニス丸ごと一冊サービス[増補版] QRコード(動画)付(堀内昌一 著)書籍&電子書籍
「テニスマガジン」のサービス特集をきっかけに、MOOK「テニ
-
2024-05-03
『テニスフィジバト道場』(横山正吾 著)テニスプレーヤーのための最新フィジカルトレーニング
Tennis Magazine extraシリーズテニスプレ
-
2024-02-05
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(荒木尚子/著)
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(
-
2023-04-03
『テニスの心理学~“心”技体を鍛えてメンタルタフになれ!』(佐藤雅幸著)
Tennis Magazine extraシリーズの最新刊『