「メディアに協力できることにとても感謝している」準々決勝進出のチチパス [ATPインディアンウェルズ]

4回戦でアレックス・デミノー(オーストラリア)を倒したステファノス・チチパス(オーストラリア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「BNPパリバ・オープン」(ATP1000/アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズ/10月7~17日/賞金総額914万6125ドル/ハードコート)の男子シングルス4回戦で、第2シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)が第22シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)を6-7(3) 7-6(3) 6-2で下し準々決勝に進出した。

 今季、君は69試合を戦い、シーズン終わりにこの大会でもタフなフルセットを2試合戦った。いま戦うモティベーションはどこからくるのか?

「トップ3でシーズンを終えることだ」

 今大会で特によくなった点は?

「ファイトしてコート上で魂を見せること。ここまでの努力も少し実っている。テニスができることが楽しいし、自分をアピールできる場がある。そこでできる限りいい結果を残したい」

 オーストラリアン・オープンではワクチン接種が義務となり、接種していない選手には厳しく隔離されるが、それでも出場するのか?

「与えられたルールの中でプレーするつもりだ。フェアであればね」

 今夜のゲームはかなりレベルが高かった。

「どちらも素晴らしい長いラリーをベースライン上で繰り広げた。相手を左右に動かそうとしたが、よくボールが返ってきてフィジカル面での戦いになった。でも、いい準備ができてフィジカル的にいい状態だった。焦ることなく我慢して戦うには、凄くパワーが必要だった。あと3時間プレーしても問題なかったよ」

 何か、自分を突き動かす特別な力があるのか。

「これは自分の情熱。テニスでプロとしてプレーすることはいつも願っていたこと。素晴らしい。誰もが自分の人生の中で目標を持っているものだ。ときに困難に陥ることもある。それよりも大きな興奮とスリルがある。でも、すべての選手がプレーできる喜びがすべてだとは思っていないのも事実。お金のためにプレーしていると公言している選手もいる。他にしたいことがないという選手もいる。テニスが合っていたから、自分ではなくテニスが自分を選んだという選手もいる。僕はテニスをする運命にあったんだと思う。テニス以外のことをしている自分は想像がつかない。自分でそれを受け入れて、家族も満足して関わってくれている。そして、メディアの皆に協力できることにとても感謝している。コミュニケーションが上手くいかないこともあるけど、君らがテニス界をよくしてくれていると思っている」

 チチパスは準々決勝で、第29シードの二コラス・バシラシビリ(ジョージア)と対戦する。(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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