USオープン準優勝のフェルナンデスがビリー ジーン・キング・カップへの出場を回避

写真はBNPパリバ・オープンでのレイラ・フェルナンデス(カナダ)(Getty Images)


 女子テニスの国別対抗戦「ビリー ジーン・キング・カップ(旧フェドカップ) by BNPパリバ ファイナルズ」(チェコ・プラハ/11月1~6日/室内ハードコート)に出場予定だったUSオープン準優勝者のレイラ・フェルナンデス(カナダ)が、カナダ代表チームの一員としてプレーしないことになった。

 テニスカナダ(カナダテニス協会)はフェルナンデスが出場を取り消し、代わりにキャロル・ジャオ(カナダ)が代表入りすることを認めた。ジャオ以外のカナダ代表メンバーはレベッカ・マリノ(カナダ)、フランソワーズ・アバンダ(カナダ)、ガブリエラ・ダブロウスキー(カナダ)となっている。

 ビリー ジーン・キング・カップは新フォーマットの採用を決定して本来なら2020年から12ヵ国が一堂に会するファイナルズで優勝国を決めることになっていたが、新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックによりキャンセルされていた。

 ファイナルズでのカナダはグループAに入っており、2019年大会優勝者のフランスとロシアと同組となっている。

 フェルナンデスは11月13日から28日にアメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズで行われる男女混合プロテニスリーグ「ワールドチームテニス(WTT)」で、オレンジカウンティ・ブレーカーズの一員としてプレーすることになっている。彼女は同じくインディアンウェルズで開催中のBNPパリバ・オープンに出場していたが、単複ともに敗退していた。

 火曜日の敗戦後、フェルナンデスは「長いシーズンだったわ。私たちはまず体の声と心の声に耳を傾け、それからどうするか考えることになるでしょうね」と話していた。

 今年のUSオープンで画期的なパフォーマンスを披露した19歳のフェルナンデスは、予選から勝ち上がってきた18歳のエマ・ラドゥカヌ(イギリス)に決勝で敗れはしたが準優勝してブレークスルーを果たした。

 世界ランク73位の選手としてフラッシングメドウにやってきたフェルナンデスは3回戦でタイトル防衛を目指していた大坂なおみ(日清食品)を倒したあと、2016年チャンピオンのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)、東京オリンピック銅メダリストのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)、世界2位のアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)といった強豪を次々と打破して大会後にはキャリア最高の28位に飛躍した。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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