ジャバーがコンタベイトを倒して準決勝進出をトップ10入りを決める「素晴らしい気分」 [WTAインディアンウェルズ]

写真はオンス・ジャバー(チュニジア)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「BNPパリバ・オープン」(WTA1000/アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズ/10月6~17日/賞金総額876万1725ドル/ハードコート)の女子シングルス準々決勝で、第12シードのオンス・ジャバー(チュニジア)が第18シードのアネット・コンタベイト(エストニア)を7-5 6-3で倒してベスト4に進出した。

 前週のシカゴで準優勝したあと今大会に臨んだジャバーは、今季のWTAツアー最多となるマッチ48勝目を挙げた。これによりジャバーは大会後に更新される世界ランクでトップ10入りすることが確実となり、優勝することで5位に浮上する可能性を残している。

「素晴らしい気分よ。私たちはもう何年もハードワークを積み続けてきた。昨シーズンの終わりに、私はトップ10になりたいと言ったの。これは本当に大きな意味があることだけど、ここで足を止めるつもりはないわ。もっと先に進めるよう願っている」とジャバーはコメントした。

「私は多くのことを証明しており、今やトップ10プレーヤーになったわ。これからは安定性を身に着け、しっかりとしたプレーをする必要がある」

 この結果でジャバーは、コンタベイトとの対戦成績を3勝1敗とした。コンタベイトは8月のシンシナティでジャバーにフルセット負けを喫して以来、17試合をプレーして16勝を挙げていた。彼女はその過程で14セットを連続で取り、ふたつのタイトルを獲得した。

 ジャバーは準決勝で、第21シードのパウラ・バドーサ(スペイン)と対戦する。2019年大会の準優勝者で勝ち残っていた中で最上位の選手だった第10シードのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)は、バドーサに4-6 5-7で敗れた。

 バドーサはWTA1000の大会でキャリア2度目の4強入りを決める過程で、第15シードのコリ・ガウフ(アメリカ)と第3シードのバーボラ・クレイチコバ(チェコ)をストレートで破っていた。もうひとつの準決勝では、前日に勝ち上がりを決めていた第24シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)と第27シードのビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)が顔を合わせる。

「ここでタイトルを獲れない理由はないわ」とジャバーは自信を漲らせた。

 昨年の大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより中止となり、2021年大会は3月から延期されて史上初めて秋に開催されることが決まっていた。(APライター◎ベス・ハリス/構成◎テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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