コンタベイトが3ヵ月連続のタイトル獲得に王手、サカーリは準決勝を途中棄権 [クレムリン・カップ]

写真はアネット・コンタベイト(エストニア)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「VTBクレムリン・カップ」(WTA500/ロシア・モスクワ/10月18~24日/賞金総額56万5530ドル/室内ハードコート)の女子シングルス準決勝が行われ、アネット・コンタベイト(エストニア)とエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)がタイトルをかけて対決することになった。

 アレクサンドロワと対戦した第3シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)は、第1セット1-4とリードされた時点で体調不良により棄権した。大会主催者によると、サカーリはめまいがすると話していた。世界ランク7位のサカーリは今大会で準々決勝に進出した時点で、キャリアで初めてWTAファイナルズへの出場権を確保していた。

 もうひとつの準決勝では第9シードのコンタベイトがマルケタ・ボンドルソバ(チェコ)を6-3 6-4で下し、ここ3ヵ月で3つ目のタイトル獲得に王手をかけた。コンタベイトは2セットとも早い段階でリードを奪いながら試合を締めくくるのにやや苦労し、4つ目のマッチポイントをようやくものにした。

「とても難しい試合だった。私は必死で戦ったけど、マルケタはとてもいい人であると同時に厳しくてやり難い相手よ。決勝に進出できて本当にうれしいわ」とコンタベイトは振り返った。

 決勝で対戦する両者は昨年10月にオストラバの1回戦で一度顔を合わせており、コンタベイトが第3セットのタイブレークを制して勝っていた。ツアー決勝での戦績はコンタベイトが3勝6敗で、アレクサンドロワは1勝1敗となっている。

 ダブルスは決勝が行われ、第2シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)/カテリーナ・シニアコバ(チェコ)が第4シードのナディヤ・キッシャノック(ウクライナ)/ラルカ・オラル(ルーマニア)に6-2 4-6 [10-8]で競り勝ち優勝を飾った。

 昨年の大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより、開催中止となっていた。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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