ポールがATPツアーで初の決勝進出、シャポバロフはタイトル防衛に王手 [ストックホルム・オープン]

ATPツアー公式戦の「ストックホルム・オープン」(ATP250/スウェーデン・ストックホルム/11月7~13日/賞金総額71万1275ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス準決勝でトミー・ポール(アメリカ)が第8シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)との同胞対決を5-7 7-6(5) 6-4で制し、ATPツアーで初の決勝進出を果たした。
4度目のブレークポイントでドロップショットを切り返してウィナーを奪ったポールは、第3セットで2-1とリードした。そのあとポールは3回あった自分のサービスゲームで2ポイントしか落とさず、力強く試合を締めくくった。
ジュニア時代から国際大会でポールに負けたことがなかったティアフォーは、準優勝に終わった2週間前のウィーンに続く決勝進出を目指していた。
激闘の末に勝利を掴んだ24歳のポールは、準々決勝で元世界ナンバーワンのアンディ・マレー(イギリス)を倒したことがまぐれではないことを証明して見せた。全仏ジュニア元チャンピオンのポールにとって、今大会はブレイクスルーの大会となっている。
2時間30分の逆転勝利をおさめたあと、ニュージャージー州出身のポールは「これは僕が今年ここまでプレーした中で最高のレベルだった」と語った。
「楽しもうとしていたら、結果的に最高のプレーをすることができたんだ。試合をこなせばこなすほど、プレッシャーのかかる状況でも心地よくプレーできるようになった。僕は大観衆の前でプレーすることを楽しんでいるよ」
ポールがツアー初タイトルを獲得するためには、決勝でディフェンディング・チャンピオンのデニス・シャポバロフ(カナダ)に勝たなければならない。第3シードのシャポバロフはカナダ人対決となったもうひとつの準決勝で、第2シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)を6-4 7-5で退けた。
昨年の大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより、開催中止となっていた。(C)AP(テニスマガジン)
写真◎Getty Images
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