ズベレフがメドベージェフの連覇を阻止して3年ぶりに王座奪還 [Nitto ATPファイナルズ]

写真は優勝を決めた直後のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)(Getty Images)


 男子トップ8によるエリート大会「Nitto ATPファイナルズ」(ATPファイナルズ/イタリア・トリノ/11月14~21日/室内ハードコート)の男子シングルス決勝で、第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が第2シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)を6-4 6-4で退け3年ぶりに王座を奪還した。試合時間は1時間15分。

 ATPファイナルズはATPツアー最終戦で、今季の成績上位8名(ダブルスは8組)のみで争われる。4人ずつのグループに分かれたラウンドロビン(総当たり戦)を行い、上位2名ずつが決勝トーナメントに進出する形式で行われた。

 レッド・グループを2勝1敗の2位で通過したズベレフは、準決勝でロジャー・フェデラー(スイス)の持つ最多記録に並ぶ6度目の優勝を目指していた第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)を7-6(4) 4-6 6-3で倒して決勝進出を決めていた。

 この結果でズベレフは、メドベージェフとの対戦成績を6勝6敗のタイに追いついた。火曜日のラウンドロビン第2戦では、メドベージェフが6-3 6-7(3) 7-6(6)で勝っていた。

 今大会に5年連続出場となった24歳のズベレフは、2018年にタイトルを獲得。イギリス・ロンドンで最後に開催された昨年は、ラウンドロビン1勝2敗で決勝トーナメント進出を逃していた。金メダルを獲得した東京オリンピックからの戦績を32勝4敗としたズベレフは、2021年シーズンを力強く締めくくった。

 9月にUSオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)でグランドスラム初制覇を果たした25歳のメドベージェフはタイトル防衛を目指していたが、初出場だった2019年に0勝3敗で終わった同大会で翌年から続けていた連勝は「9」でストップした。

 先に行われた男子ダブルス決勝は、第3シードのピエール ユーグ・エルベール/ニコラ・マウ(ともにフランス)が第2シードのラジーブ・ラム(アメリカ)/ジョー・ソールズベリー(イギリス)を6-4 7-6(0)で下して2年ぶり2度目の栄冠に輝いた。(テニスマガジン)

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位

大会最終日の試合結果|11月21日(日)

決勝トーナメント

男子シングルス決勝

○2アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)[3] 6-4 6-4 ●3ダニール・メドベージェフ(ロシア)[2]

男子ダブルス決勝

○2ピエール ユーグ・エルベール/ニコラ・マウ(フランス)[3] 6-4 7-6(0) ●3ラジーブ・ラム/ジョー・ソールズベリー(アメリカ/イギリス)[2]

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles