グループF2位のセルビアがカザフスタンを2勝1敗で下して準決勝進出 [デビスカップ・ファイナルズ]

写真は準々決勝で母国の勝利を決める勝ち星を挙げたニコラ・カシッチ(右)/ノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)


 男子テニスの国別対抗戦「デビスカップ by Rakuten ファイナルズ」(スペイン・マドリッド、オーストリア・インスブルック、イタリア・トリノ/11月25日~12月5日/室内ハードコート)の大会7日目は決勝トーナメントの準々決勝1対戦がマドリッド会場で行われ、第6シードのセルビア(グループF・2位)がカザフスタン(グループB・1位)を2勝1敗で下してベスト4進出を決めた。

 第1試合でミカエル・ククシュキン(カザフスタン)がミオミル・キツマノビッチ(セルビア)に7-6(5) 4-6 7-6(11)で競り勝ち、第2試合はノバク・ジョコビッチ(セルビア)がアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)とのエース対決を6-3 6-4で制して1勝1敗となったあと、ニコラ・カシッチ(セルビア)/ジョコビッチがアンドレイ・ゴルベウ/アレクサンドル・ネドベソフ(カザフスタン)を6-2 2-6 6-3で振りきった。

 セルビアは準決勝で、イタリア(グループE・1位)を2勝1敗で破って勝ち上がった第4シードのクロアチア(グループD・1位)と対戦する。

 デビスカップは2019年から、国際テニス連盟(ITF)とスペインのサッカー選手ジェラール・ピケによって設立された投資団体コスモスの協力によって開発された新フォーマットに変更されている。

 ファイナルズでは18ヵ国が3チームによる6グループに別れて総当たり戦を行い、各グループの1位と2位の中でもっとも成績のいい2チームが決勝トーナメントに進出して優勝チームを決定する。試合はベスト・オブ・3セットマッチで行われ、シングルス2試合とダブルス1試合で争われる。

 昨年の大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより、開催中止となっていた。前回行われた2019年大会の決勝は、スペインがカナダを2勝0敗で下して8年ぶり6度目の優勝を果たしていた。(テニスマガジン)

※[ ]数字はシード順位

決勝トーナメント|12月1日(水)

準々決勝|マドリッド

セルビア[6](グループF・2位)2-1 カザフスタン(グループB・1位)

R1 ●ミオミル・キツマノビッチ 6-7(5) 6-4 6-7(11) ○ミカエル・ククシュキン
R2 ○ノバク・ジョコビッチ 6-3 6-4 ●アレクサンダー・ブブリク
R3 ○ニコラ・カシッチ/ノバク・ジョコビッチ 6-2 2-6 6-3 ●アンドレイ・ゴルベウ/アレクサンドル・ネドベソフ

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写真◎Getty Images

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