フォニーニがカムバック・スラム達成!? [オーストラリアン・オープン]

今年最初のグランドスラム「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・メルボルン/本戦1月20日~2月2日/ハードコート)の大会2日目。
 
 ファビオ・フォニーニ(イタリア)が、“カムバック”の生涯グランドスラム(キャリアを通じて異なる4つのグランドスラムで…)を達成した。雨による中断で2日がかりとなったライリー・オペルカ(アメリカ)に対する3-6 6-7(3) 6-4 6-3 7-6(5)の逆転勝ちで、第12シードのフォニーニが最初の2セットを落としたあとに勝った試合数は合計8試合となった。

 そして、それをオーストラリアン・オープンでやってのけた今、彼は4つの異なるグランドスラム大会のすべてで少なくとも一度はそのような大挽回勝ちをやってのけたことになったのだ。

 ITF(国際テニス連盟)によれば、すべてのグランドスラム大会でそのような挽回勝ちに成功した選手は彼のほかに11人だけで、その中にはロッド・レーバー(オーストラリア)、ボリス・ベッカー(ドイツ)、ロジャー・フェデラー(スイス)がいるが、ラファエル・ナダル(スペイン)とノバク・ジョコビッチ(セルビア)は含まれていない。

 フォニーニのもっとも有名な2セットダウンからのカムバックは、2015年USオープンでのナダル戦だ。フォニーニはすべての挽回勝ちを記憶しているわけではないが、そのナダル戦のことは間違いなく覚えていると言った。

 オペルカも決して忘れはしないだろう。彼は第3セットの最初のゲームのあと、雨のため試合が中断された事実を非常に残念に思っていた。

 オペルカは試合中にそのナダル戦のことが頭にあった訳ではないが、「もし何かあるとすれば、フォニーニが自分には勝つことができると信じ、勝ちたいと思うだろうことを予想する準備が僕にできてしまったことだろう」と語った。「そして明らかに彼はそうしたよ」。

(APライター◎ハワード・フェンドリック/構成◎テニスマガジン)

※写真はファビオ・フォニーニ(イタリア)
MELBOURNE, AUSTRALIA - JANUARY 21: Fabio Fognini of Italy reacts during his Men's Singles first round match against Reilly Opelka of the United States on day two of the 2020 Australian Open at Melbourne Park on January 21, 2020 in Melbourne, Australia. (Photo by Mark Kolbe/Getty Images)

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