クロアチアがジョコビッチ率いるセルビアを下して決勝進出 [デビスカップ・ファイナルズ]
男子テニスの国別対抗戦「デビスカップ by Rakuten ファイナルズ」(スペイン・マドリッド、オーストリア・インスブルック、イタリア・トリノ/11月25日~12月5日/室内ハードコート)の大会9日目は決勝トーナメントの準決勝1対戦がマドリッド会場で行われ、第4シードのクロアチア(グループD・1位)が第6シードのセルビア(グループF・2位)を2勝1敗で下して2018年以来となる3度目の優勝に王手をかけた。
第1試合で世界ランク279位のボルナ・ゴヨ(クロアチア)が同33位のドゥサン・ラヨビッチ(セルビア)を4-6 6-3 6-2で倒す番狂わせを演じ、第2試合はノバク・ジョコビッチ(セルビア)がマリン・チリッチ(クロアチア)とのエース対決を6-4 6-2で制して1勝1敗となったあと、勝負のかかったダブルスでニコラ・メクティッチ/マテ・パビッチ(クロアチア)がジョコビッチ/フィリップ・クライノビッチ(セルビア)を7-5 6-1で退けた。
クロアチアは日曜日に行われる決勝で、ロシア(グループA・1位)とドイツ(グループF・1位)の勝者と対戦する。
デビスカップは2019年から、国際テニス連盟(ITF)とスペインのサッカー選手ジェラール・ピケによって設立された投資団体コスモスの協力によって開発された新フォーマットに変更されている。
ファイナルズでは18ヵ国が3チームによる6グループに別れて総当たり戦を行い、各グループの1位と2位の中でもっとも成績のいい2チームが決勝トーナメントに進出して優勝チームを決定する。試合はベスト・オブ・3セットマッチで行われ、シングルス2試合とダブルス1試合で争われる。
昨年の大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより、開催中止となっていた。前回行われた2019年大会の決勝は、スペインがカナダを2勝0敗で下して8年ぶり6度目の優勝を果たしていた。(テニスマガジン)
※[ ]数字はシード順位
決勝トーナメント|12月3日(金)
準決勝|マドリッド
クロアチア[4](グループD・1位)2-1 セルビア[6](グループF・2位)
R1 ○ボルナ・ゴヨ 4-6 6-3 6-2 ●ドゥサン・ラヨビッチ
R2 ●マリン・チリッチ 4-6 2-6 ○ノバク・ジョコビッチ
R3 ○ニコラ・メクティッチ/マテ・パビッチ 7-5 6-1 ●ノバク・ジョコビッチ/フィリップ・クライノビッチ
写真◎Getty Images
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