「家族が力を合わせれば、なんだってできる!」ウイリアムズ姉妹の父を描いた映画『ドリームプラン』の記者発表会が開催 後編

(左から)記者会見で語るセレナ、ウィル・スミス、ビーナス


 ビーナス、セレナのウイリアムズ姉妹を育て上げた父リチャード・ウイリアムズを中心に描いたノンフィクション映画『ドリームプラン』(原題:Richard the King/2022年2月23日(祝・水)全国ロードショー)の出演者、監督らがアメリカ カリフォルニア州ロサンゼルスに集い、世界各国に向けてZOOMで記者会見が行われた。

 ウィル・スミスら出演者、ウイリアムズ姉妹、監督らが製作の裏側、撮影現場での秘話など余すことなく語っている。前編に続いて後編をお届けする。

司会:ウィルは父を演じるのは初めてじゃないはず。リチャードという父親像を演じるのにどんなことを意識した?


リチャード・ウイリアムズを演じたウィル・スミス。「娘たちと父の関係が一方的ではなかった」と親子の関係について語った

ウィル・スミス:最初に会ったときにビーナスが面白いことを言っていたんだ。「私たちはほとんど洗脳された! テニスの練習をさせてもらえないことが罰だった」とね。両親が彼女たちを応援し過ぎなくてよかったと思う。普通の親なら、もっとしたかもしれないからね。心から出てくる炎がビーナスとセレナにはあったから、そこに油を注ぐだけでよかったんだ。

 僕は新しい役を引き受けるとき、いつもそこから何かを学びたいと思っている。今回の作品では、新しい親の接し方で、子供を上から監督するのではなく、横に寄り添う方法だった。変わったコンセプトだけど、ウイリアムズ家はそれをやり遂げるほど凄かった。彼らには素晴らしいルールがあり、その中心に信念があるんだ。コレクティブな旅だった。“俺が親で正しいのだから!”と一方的な関係ではなかった。僕自身の父は軍人。子供は意見を言う権利がなく、自分のやるべきことをやるしかなかった。その方法にもいい面はあるけど、大きな違いがあったのは確かだよ。

司会:私も軍人の子。命令に従う感じだったわ。次はザック・バイリン。この映画では、誰もがウインブルドンでのデビューや目覚ましい活躍を見たいと思うはず。でも、この映画ではそのほかの部分にフォーカスしていた。

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